1957-04-18 第26回国会 衆議院 農林水産委員会 第30号
それから、確かにその当時の情勢から見まして、近年は特に広葉樹を用材として使用する事業が進んでおりますけれども、それは広葉樹用材林と考えた地域が伸びておるというよりも、むしろ従来薪炭林として、薪炭の供給のみを考えておったものに対しましてパルプその他の材料としてどんどんこれを利用していくというような、薪炭林に対する食い込みが始まっておるという状況である、あるいは薪炭材そのものの消費が確かに漸減ないしは需要
それから、確かにその当時の情勢から見まして、近年は特に広葉樹を用材として使用する事業が進んでおりますけれども、それは広葉樹用材林と考えた地域が伸びておるというよりも、むしろ従来薪炭林として、薪炭の供給のみを考えておったものに対しましてパルプその他の材料としてどんどんこれを利用していくというような、薪炭林に対する食い込みが始まっておるという状況である、あるいは薪炭材そのものの消費が確かに漸減ないしは需要
そこで一体大規模な林道の開設を必要とするというような対象は、実は広葉樹用材林でございます。いずれもこれは奥地に残っておるというものでございますので、ただいま先生の仰せのありましたような対象がこの広葉樹用材林である。
大ざっぱの数字で申し上げますると、針葉樹の場合におきましては、全体の許容限度に対しまして許可の申請数量はおおむね七〇%以上という状況でありますにもかかわりませず、広葉樹に対しましては大体四〇%程度ということでございまするし、また全国二千九十六の森林区について見ましても、各森林区ごとの許容限度を超過いたしまして伐採許可の申請のありました森林区の比率というものは、広葉樹用材林の場合におきまして一七%、それから
ることによって林道が開設されるというような意味合いにおきまして、これらの関係はうらはらに相なろうかと思うわけでありますが、私どもといたしましては、広葉樹の伐採制限制度を取りはずすということによりまして、先ほども御説明申し上げましたように、決して急速に伐採が進行して、荒れ山ばかりができるということではございませんけれども、そういうことによりまして現実に意味のなかった煩瑣な手続が省かれることによりまして、広葉樹用材林
○石谷政府委員 一応広葉樹という場合におきましては、いわゆる薪炭林として農家周辺の地域に相当広く存在している森林と、それから広葉樹用材林というものは、いずれも各奥地にのみ残っているものと、こういうようなふうに大きく分けられるわけでございますが、奥地にありますいわゆる広葉樹用材林というようなものにつきましては、この制限を撤廃することによりまして、急激に伐採が伸びて参るというような客観的な条件にはないわけでございます