トンネルの検測車は今回一台ふえたということですが、今までは広島支社と九州支社で一台を兼用していた、これで七十二キロのトンネルと高架橋を担当していると言うんですね。最初はトンネルの問題が出て、夜はトンネル、その次は高架橋で問題になってきて昼は高架橋、寝る時間がないという生々しい話もお伺いをいたしました。
この動きを先取りしたのか、昨年四月、JR西日本広島支社は、可部線の可部から三段峡まで四十六・二キロメートルの区間を、経営困難を理由として廃止する旨を発表しました。 この可部線というのは、広島駅を出まして、山陽本線を一駅区間だけ西に、横川というところまで行きまして、そこから山陽本線と離れて、そこからが正式には可部線になるわけですけれども、可部というところ、そこまでは電化をされております。
これに対しまして国鉄当局、特に広島支社の労働課長が現場におりまして、労使の間にいま交渉が進展中である、警察官の出動で組合側に無用の刺激を与えることは得策ではない、だから出動を差し控えてもらいたいと再三にわたって申し入れた。しかも業務上何らの支障も起っていない。にもかかわらず出動しておった。
次に国鉄関西支社及び広島支社から管内の運営状況について事情を聴取いたしましたが、両支社ともにいわゆる赤字線の経営をいかに克服するかについての努力が見受けられるのでありますが、経済線の電化については、経営努力の促進のためにも、特に早急に実現したいとの希望が開陳されました。