2016-03-31 第190回国会 参議院 総務委員会 第9号
今のように、仮に私が説明したとおり、政府広報化の批判があるNHKでは絶対に築けない視聴者との信頼関係であるということを私は指摘をしておきます。
今のように、仮に私が説明したとおり、政府広報化の批判があるNHKでは絶対に築けない視聴者との信頼関係であるということを私は指摘をしておきます。
その冊子には、国会審議期間中の対象ニュース番組全体の傾向の一つとして、NHKニュースの政府広報化、政府の広報化の進行を指摘しています。政権にとってマイナスになるような出来事や審議内容を極力伝えない傾向であると結論付けており、一つの比較表を出しています。それがこれです。
○江崎孝君 私は、先ほどのBBCの事例をお話ししましたけれども、「クローズアップ現代」での集団的自衛権に関する安保法制関係の追及、あるいはキャスターの、報道番組のキャスターとしての国谷さんの追及というのは、BBCの事例からするとこれは評価されるべきであって、決して問題ではないと僕は思いますが、政府広報化が進行して、そのようなキャスターの降板、そして、今お話ししたとおり、政府広報化が非常に顕著だというふうに
政府のスタンスが見えないと何も放送できないというならば、NHKの番組は権力の監視どころか政府広報化してしまうのではないでしょうか。いかがですか。
私は、今これをごらんになっている方々が何を懸念されているかというと、NHKが御用メディア化して、政府の広報化してしまうのではないか。それは、安倍政権にとっても私たちにとっても、決していいことじゃない。安倍総理だってそんなことを望んでおられませんよね。正しい批判勢力があり、民主主義も、多数決だけれども少数意見を尊重して、それをちゃんと伝えることがNHKの使命なんじゃないんですか。