1957-05-17 第26回国会 衆議院 国土総合開発特別委員会 第21号
同時にあそこの岩見沢には、北海道開発の最初に手をつけられた例の幾春別ダム、桂沢ダムがことし完成されております。これは大臣、あなたの会社がおやりになって、非常な成果を上げられて、湛水を始めたわけです。そういうところもありますし、さらに夕張ダムはことしからいよいよ予算がついて着工する。さらに金山ダムの関係で、美唄地区の広大な開発の問題がある。非常に問題は山積しておるところなのです。
同時にあそこの岩見沢には、北海道開発の最初に手をつけられた例の幾春別ダム、桂沢ダムがことし完成されております。これは大臣、あなたの会社がおやりになって、非常な成果を上げられて、湛水を始めたわけです。そういうところもありますし、さらに夕張ダムはことしからいよいよ予算がついて着工する。さらに金山ダムの関係で、美唄地区の広大な開発の問題がある。非常に問題は山積しておるところなのです。
特に私は一つの例を申し上げますならば、第一次五カ年計画の当初に着工いたしました、北海道総合開発の最初の総合開発の多目的ダムとして、幾春別ダムは、洪水調整、灌漑、それから飲料水、それから電源、鉱工業用水等、五つの多目的のダムであります。このダムが、ようやく第一次五カ年計画の最終年度である三十一年度に完成をいたしまして、実は過ぐる三月の一日に湛水を始めました。
現在直轄で実施いたしておりますのは北上川流域で胆沢川の石淵と、猿ヶ石川の田瀬と、それから鬼怒川の五十里堰堤と、四国の物部川の永瀬堰堤、北海道の幾春別ダムとそれだけを今日実施いたしております。なおそれに加えまして十津川の猿谷ダム、これは奈良県でございます。
或いは幾春別ダム等を本年度は建設する次第であります。本年度は第一年度でございまするが、第一年度の事業着手は、この機構改革があつても、なくても設計図その他の関係で第一の鍬を打ち下すというようなことは、七月以後にどうしてもならざるを得ません。