2020-03-10 第201回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
その上で、今、例えば日銀が幾らマネタリーベースを増やしてもマネーサプライが増えないんですから。世の中に需要がないんですから、その需要を何でつくるんですというところがなければ、マネーサプライが出てこない限り、マネタリーベースを幾ら増やしても景気は良くならぬというのはこの数年、もう実験済みなんだと思っております。
その上で、今、例えば日銀が幾らマネタリーベースを増やしてもマネーサプライが増えないんですから。世の中に需要がないんですから、その需要を何でつくるんですというところがなければ、マネーサプライが出てこない限り、マネタリーベースを幾ら増やしても景気は良くならぬというのはこの数年、もう実験済みなんだと思っております。
これはなかなか正当な評価というものになりますので、要は、その担保の持っている分だけ貸す、プラスその事業の内容、いわゆるやろうとしている事業の内容、また経営能力、その経営者の姿勢、これまでの実績等々を考えて、この人は間違いなくというのはちゃんと地方銀行はその歴史を持っていますから、都市銀行とは違ってちゃらちゃらちゃらちゃら行員が転勤していませんから、ずっとそこにいるんですから、そういったところは幾らマネタリーベース
ですから、結果的には、幾らマネタリーベースを増やしても、国内のマネーストックといいますか、それは増えないんですね。今増えている、ちょっとこの間に増えましたけれども、これは消費税前の建設国債、住宅ローンです。これはこれから落ちると思います。ですから、そう考えますと、金融はもう限度が来ているということははっきりしています。 だから、この次、第二の矢だったんですかね、財政ですね。
確かに、御指摘のとおり、日銀が安定的に買い入れていることによってリスクが低減されているというプラスの面もあるかというふうに思いますけれども、もう一つ御指摘させていただきたいのが、これまでの、きょうの議論でも上がってきておりますが、日銀が幾らマネタリーベースをふやしても借り手がいない、ある意味、民間金融機関を国債の市場から半ば締め出すような形でほかにマネーを流動させるようにというふうに持っていっても、
ですから、銀行は貸すお金がないから、さっき日銀総裁もお答えになったように、幾らマネタリーベースを増やしてもマネーサプライが拡大していかない、そんなことぐらい御存じだと思いますが。私が別に経済学部を出ていなくて、経済の専門家ではないからとおっしゃって、何か読み過ぎじゃないかなんというそういう失礼な言い方はやめていただきたいんですけれども。それこそ大事な点を全く御存じなくて、後で恥かきますよ。
皆様のお手元にお配りしたこの資料は日銀から昨日いただいたものでございますけれども、この上の表ですね、この表を見ますと、本当に日銀は必死で量的緩和等をなさり、マネタリーベースは、この上の薄い方の細い線ですが、急激に二〇〇一年度上昇しておりまして、ところがマネーサプライの方はもう九〇年代のころ上がったきりずっと下がり続けて、幾らマネタリーベースが多くなっても資金の循環をしていないということがもう歴然とこの
○速水参考人 何かいささか条件をつけたような感じに受け取られるかもしれませんけれども、私どもはやはりこの十年、財政もそうでございますし、金融の方、特にやるべきことを随分やってきたわけですけれども、幾らマネタリーベースがふえていっても、実体経済の方が一向によくなっていかないという経験を重ねてきたわけでございまして、今回のこのかなり思い切った金融緩和策と同時に構造改革が、金融面はもとよりのこと産業面でも