2016-05-12 第190回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
特に鹿の食害については幼齢木の食害がひどい状況で、経済的被害も前年度の約六千万円から二十六年度には一億円に拡大をしているという状況です。 こうした観点から、今回の改正においては、森林法で規定する森林計画体系の中に鳥獣被害対策を計画事項として取り入れて、森林経営計画の認定要件としたことは大きな意味があると考えています。
特に鹿の食害については幼齢木の食害がひどい状況で、経済的被害も前年度の約六千万円から二十六年度には一億円に拡大をしているという状況です。 こうした観点から、今回の改正においては、森林法で規定する森林計画体系の中に鳥獣被害対策を計画事項として取り入れて、森林経営計画の認定要件としたことは大きな意味があると考えています。
のためにどう森林を整備していくかということでは、新しい考え方として、長期育成循環施業というふうに名づけておりますけれども、森林の持っている公益的機能を持続的に発揮する、そして森林を循環的に利用していく、こういう形を促進するために、従来から行われておりました画一的な、皆伐というふうに言っておりますが、一斉に全部切ってしまう、そういうやり方にかえて、いわゆる抜き切りを繰り返しながら徐々に更新を図っていく、幼齢木
かつて雪の害によりますようなときは幼齢木が大変損傷をいたしましたが、今回はかなり大きく育ったものが倒伏したりあるいは折損したりしているということでございますので、私どもは、何といいましてもこのような被害を起こしたのはこの台風の程度が相当大きかったということをまず感じましたけれども、同時に、森林が脆弱であってはならないということも考えておるわけでございます。
そこで、今林業が非常に大変難しい状態になってきておる、林業の危機が叫ばれておるときに、せっかく造林しても、カモシカによって幼齢木が食い荒らされてしまう。こういうことでは林業に対する意欲がますますなくなってしまうわけです。今説明があったように、甚大な被害を受けた地域では、政府に対して長年にわたって抜本的な対策を要求してきた。国会においてもこの問題が何回か論議され、質問主意書も出されておる。
それから、一般の民有林におきましては、戦後の拡大造林が非常になされたときに、薪炭林を伐採しまして一斉に人工林ができたというのがございますが、そこにつきましては、今先生御指摘の複層林施業ということで間伐を強度にいたしまして、その間に今度は幼齢木を植えていくというような形で二段林に誘導していくような、そういう複層林の造成パイロット事業というものをことしから実は始めておるわけでございます。
一説には上限十二万頭とも言われておりまして、その実態のほどはよくわかりませんけれども、そのためにかどうか、カモシカがふえ過ぎまして山村の集落付近まで出没するということになりまして、しかもそれが農業や林産業、とりわけ林産業者において大事な植栽幼齢木という植えたばかりの苗木が食害に遭う、そういう著しい現状を呈しているわけでございます。
みる芽摘みなんかやれば減反しなくたって十分対応できるのだ、こう楽観している人がいるようでございますけれども、実際はいまの消費量から、また将来いまの幼齢木が成園になったときの様子を見ますと、供給過剰になる、こういうようなことが目に見えているような気がするのです。こういうものに対して実際に農林省はどういうように対応なさろうとしているのか、それが一点。
どこまでが造林の範疇であるかということに議論はあると思いますが、地ごしらえをして植えつけをする、それから七回とか九回とか、下刈りをやるとかあるいは幼齢木が相当伸びてくれば除伐をするとか、そういういわゆる保育というものはやはり営林ということにもなると思うのですね。
それじゃあ今度は幼齢木に網をかぶせる、ポリネットをかぶしたらいいということでやってみたが、これもやりおおせたものじゃないですね。これもできない。それから、環境庁と文化庁が岐阜県の小坂町ほか二町一カ村で七十五頭のカモシカ生け捕りを許可して、大がかりの生け捕り作戦をやった。岐阜の巻き狩りをやったわけですね。ところがこれは、一頭のカモシカも捕えることができなかった。
○島田委員 そこで、林業生産の停滞の原因というのはいろいろ言われておるわけでありますが、たとえば幼齢木が多いというような資源的な制約なども確かにあるのでありましょうし、あるいは一番大きな原因になっているのは、切ればもうかると言われたあの高度経済成長下における乱伐、増伐に原因があった、これもまた多くの指摘するところであります。
その例といたしまして、いま先生がお読みになりました最後の方にも、「最近の宮島の被害状況をみると、南西部ではほとんどのマツが全滅してわずかに幼齢木が残存、これとても激害型被害を受けつつある。東部に伝播した枯損被害は、ここ二年来の薬剤散布によって、ようやく小康を保っている状況と見受けられた。」こう書いておられます。 私ども、宮島の空中散布をいたしましたのは、全島ではございません。
御存じのように、幼齢木はなかなかねじれるわけですね。四十年、五十年生になりますと安定してまいりますけれども、幼齢木はどうしても木がねじれます。そういったことから、金を借りてカラマツを間伐し、売ろうとしても採算がとれない。そうなりますと、資金を借りて間伐ををやるが、結局間伐した材は投げる。
こういった中で二重、三重の厳しい情勢下にあって解決策が必要であるということで、まさにミカンも従来のいわゆる幼齢木から成木になりまして、生産が四百万トン、五百万トン台にますます近ずいていくということで、われわれもいろいろと果樹農家に対する対策を心配いたしております。
今後幼齢木が成木になって、ミカンは五百万トン台になると言われて、生産者もますます不安がっているというときに、そういう余分な果汁を入れるのではなくて、国内のポンカンとかネーブルとかブレンド用のミカンもあるわけですから、過剰対策として、こういうものを使ってなるべく国内の生産の消費拡大を図るということが生産者に対して利益になると私は思うわけですが、この点はどうですか、局長。
○瀬野委員 時間が短いのではしょって質問しておりますけれども、いま私が申し上げていることは、要するに、ミカンが四百万トン台、五十二年には五百万トン台、だんだんに幼齢木が成木になってくる、相当な過剰生産ということが予測される、農林省の指導によって選択的拡大をはかってきた、この果樹であります。
昨年は裏年、ことしは表年、昨年でもたいへんな問題でございましたが、ことしもまたミカンの過剰時代を迎えてどういうふうにするのか、消費拡大はもちろんのこと、あるいはミカンの幼齢木がだんだん成木となっていく将来を思ったときに、今後どう対処していくのかということでたいへん苦慮しております。
食料インフレがささやかれる中で、かつて農業のビッグスリーと言われた米、畜産、果樹の三本の柱の、いわゆる大きな果樹についても、成長作物として農家に対する誘導政策がとられたことはもう御承知のとおりでありまして、こういうことをずっと考えてきましたときに、今後幼齢木がだんだん成木となって生産される、片一方では老齢木を品種改良等でやっていくということはありますけれども、幼齢木の生長に比べると、老齢化したミカン
毎年毎年、幼齢木が成木になっていくわけだし、裏年の関係もありますけれども、あまりにも差が大きい。真剣になっておるこういう問題に対して、私は統計情報部の報告がどうも心配でならぬわけです。そういうことを一々言ってもしようがありませんが、いずれにしても、かなり予想より上回っている、こういうことであれば、今後のミカン対策に重大な影響を及ぼすわけでございます。調査する個所も千十六筆にふやした。
次に、幼齢木とか根株につきましても、やはり皮をはいで焼却するというふうにいたさなければなりませんので、それを実施してきております。次に、健全な成立木に薬剤を散布しまして、マツクイムシの侵入による枯損を防止するということがございます。これが一つ新しく出てきた問題点でございます。
次は、切り開いた伐区と伐区の間に台風その他の風が吹いた場合に、いろいろとあとの造林幼齢木に被害を与える。それを防ぐために一つの防風林的な機能があるわけでございます。それが第二点でございます。 それからもう一つは、一律に一本ずつ並んでおりますというと、非常に抵抗が弱くなる。