1994-11-30 第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第9号
私どもの方ではコシヒカリとかササニシキとか、いわゆる優良銘柄米が栽培されておったわけでありますけれども、出穂の時期というのは八月の十日ごろでありますから、生理機作のその対処の状況からいうと約二十五日前の時点で幼穂形成期に入ります。
私どもの方ではコシヒカリとかササニシキとか、いわゆる優良銘柄米が栽培されておったわけでありますけれども、出穂の時期というのは八月の十日ごろでありますから、生理機作のその対処の状況からいうと約二十五日前の時点で幼穂形成期に入ります。
七月中旬以降の極端な低温あるいは日照不足、これが長く続きましたので、この期間はちょうど稲の幼穂形成期に当たっております。
そしてまた一方、米については、当初の生育から吟味して精魂込めてつくって、幼穂形成期、出穂期を早めた稲ばと七月の冷夏、そして八月上旬までの冷夏によって精農家の被害が大きかったというところに今回の被害の厳しさ、惨めさがあったわけであります。 以上、青森県の実情を若干申し上げて、これから具体的な質問に入らせていただきます。
視察した角田市北郷地区は、県南の典型的な稲作地帯であり、本年の幼穂形成期にはおおむね平年並みに推移していたとのことであります。しかし、多雨と日照不足によって葉いもちが出穂後急激に蔓延し、管内の中でも高い被害率となっております。また、稲こうじ病は出穂前の多雨によりほとんどの水田で大発生しておりました。
例えば、ことしのことにしましても、一昨日出ました七月十五日現在の早場米地帯の稲の育ち方というのはよろしいわけですけれども、これからということを考えますと、幼穂形成、穂ばらみ期を控えまして、そういうところで非常に気象条件が悪いという予想もないわけではないわけです。
従来、そういう気象の変動が冷害ということにつながります場合には、稲作の発育のどういうステージで低温に見舞われるかということによりまして、生育の例えば幼穂形成期でありますとかあるいは出穂の時期でありますとか、いろいろ重大な時期があるわけでございますが、そういう時期にどんな天候が重なり合うかということによって問題が顕在化しておるわけでございますので、今後の気象の推移につきまして細心の注意を払いますと同時
しかし、もうここ十日もすれば幼穂形成期であります。この気候がずっとそのまま続いていったら、ことしもやはり不稔障害なんか起こって、これはかなりの冷害になるのではないかという心配をするのです。ことしかなり収量が落ち込むということになったら、これは現実に足りなくなりましょう。五十三年古米六十万トンがありますといったところで、六十万トンで何日食えますか。その先はどうなんです。
も冷害とは言わないけれども、それに準ずるような形に本年なろうとしておるわけでありますが、私の近所でいま葉いもち病が発生をしておりまして、特に私のところでは千葉県下でも有数の穀倉地帯でありますけれども、例年になく葉いもち病が大量発生をしておるわけでございますが、特に風通しの悪いところとか低湿地では葉がもう黒ずんでおりまして、また黒ずんでいなければ葉に黒い斑点が出ておりまして、これは稲にとって大切な幼穂形成期
冷害の引き金となった気象の経過を振り返ってみますと、水稲移植期から七月半ばにかけては、高温、多照の天候が続き、移植苗の活着と分けつは順調に進み、道央等の主要な稲作地帯では、幼穂形成期が早まったところさえ見られました。 ところが、七月十五日から九月五日に至るきわめて長期間にわたり低温日が続き、すべての稲が、穂ばらみ期から登熟中期までの期間、異常低温のもとにさらされたのであります。
特に水田においては幼穂形成期の低温というようなことはもう把握されていたのでありまして、そういった天候の状況などを十分勘案されながらこの作況指数を出されたのかどうか、その見通しを出されたのかどうか、政治的な思惑がなかったのかどうか、そこらを伺いたいのです。
冷害には、幼穂形成期に寒波に襲われその時点で発育のとまってしまう障害型と、発育はするが冷害によって登熟のおくれる遅延型の二種類ありますが、北海道のそれは遅延型を主体としております。 すなわち、道庁等の説明によりますと、八月は例を見ない異常低温が持続し、そのため登熟がずるずるとおくれ、きわめて大きな被害となったものであります。
七月は上中旬とも冷涼な高気圧が全道を覆い、天候は概して快晴であったにもかかわらず気温は上がらないまま推移し、この時期が幼穂形成期に当たっていたため幼穂形成に相当のおくれが見られるようになったのであります。下旬に至るや低温から一転して高温と異常気象があらわれ全道的に多照、寡雨状態となり干ばつ傾向となるとともに、地方により降霜が見られたのであります。
ことに水稲などの場合では、これが幼穂形成期に際会をしておるから、そのためにいわばあんどんの原因になるわけなんです。これはもうとにかく一口に長雨、ただ雨が長く降るというだけのことでは済まないわけです。すべてのこれが被害の原因になってまいる。
そういうことからしまして、大分県は、水稲というのは水をだぶだぶ張ってつくるというものではございませんで、水が必要な時期というのは水稲の生育期間がたとえば百二十日ぐらいとしますと、五十日ごろに幼穂形成期というのがございますが、そのうち一週間ないし二週間というのは最も重要な時期でございます。ですから、その時期に水を張って、それ以外のときはできるだけ節水栽培をする。
北海道の主要な稲作地帯は、申し上げるまでもなく北緯四十二度以北の寒冷な地帯でございまして、特にことしのような七、八月に低温が参りますと、ちょうど稲の幼穂形成期や出穂期に当たるものでございますから、非常にひどい被害を受ける。
そこへもってきて、好天に恵まれましたから、千四百万トン台の米の生産があったと思いますけれども、これが天候不順に、さらに定期台風が米の生育期あるいは幼穂形成期あたりに襲来した場合においてはその被害は甚大、それによって三十万トンや五十万トンの米なんかすぐ吹っ飛んでしまうのです。そういうことを考えたら一朝有事の際を考えて、二百万トンや三百万トンの米の備蓄をやったらどうですか。
水稲冷害対策に関する要請 本年の稲作は、苗代期から田植初期にかけて天候不順に終始し、特に幼穂形成期である七月中旬から登熟期である九月中旬にかけ、低温、多雨、寡照等の不良天候に見舞われ、高冷地や山間部の水田に障害型および遅延型冷害が発生し、その被害減収量は二千六百トン、被害金額は三億六千万円に達し、被害農家の窮状はまことに深刻であります。
○芳賀委員 私から詳しく言う必要もないと思いますが、過去の三十九年、四十年、四十一年の場合は障害型といいまして、これは七月中旬から八月上旬にかけて幼穂形成期並びに開花期に異常な低温によって障害を受けて、そして大きな冷害を招いたということになっておるわけですが、ことしの冷害の実態というものは総体に生育遅延で、最終的には強度の霜によって被害を受けたということになるわけです。
ところが、昨年、一昨年も七月の中、下旬、幼穂形成期あるいは減数分裂期にちょうど低温が来るものですから、極端な被害を受けるわけです。ですから、その場合、品種の改良、開発によって、十二度程度の低温が襲来しても対抗できるということになれば、大体北海道の水稲については危険が免れるということになると思うのです。
○芳賀委員 次に、試験研究機関の問題について尋ねておきますが、先般農林委員会の調査の際もそうでありましたが、水稲の場合、特に最近の低温のために七月は、たとえば幼穂形成期に低温障害を受ける、あるいは開花期に受精ができない状態になるというような現象が起きておるわけですからして、これに抵抗できる品種あるいは育種が完成するということであれば、これは克服できると思うわけですが、なかなか一朝一夕にはそこまでいかないと
たとえば七月低温の場合には、これは幼穂形成期ですが、十五度以下の低温が襲来すると、これは障害を起こすわけですね。そういう時期に、たとえば十三度あるいは十二度に気温が低下した場合においても障害が起きない、耐え得るという品種が開発されれば、低温障害による被害というのは大体免れることができるわけでしょう。だから、育種の目標をどこに置いているかということですね。