2001-11-20 第153回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
今度は、その環境が生まれたとしましても、本当にではみんな自由に、自由にという言葉は適当じゃないかもしれませんが、外部労働市場に会社をやめて新しい仕事を求めていくといったときの条件整備を考えますと、やはり各個人のエンプロイアビリティーとかそういったものも高めていかなくちゃいけないと思いますし、各企業単位でのいろいろな努力、例えば年功制ということが今までどうしても、職務給とかいろいろな制度があっても年功要素
今度は、その環境が生まれたとしましても、本当にではみんな自由に、自由にという言葉は適当じゃないかもしれませんが、外部労働市場に会社をやめて新しい仕事を求めていくといったときの条件整備を考えますと、やはり各個人のエンプロイアビリティーとかそういったものも高めていかなくちゃいけないと思いますし、各企業単位でのいろいろな努力、例えば年功制ということが今までどうしても、職務給とかいろいろな制度があっても年功要素
このような観点から、調整手当あるいは期末・勤勉手当の見直しを初め、俸給の調整額や、今回は寒冷地手当制度の見直しをやりましたし、年功要素を見直すという観点からでございますが、給与カーブというのがありまして、給与カーブを早期立ち上がり型へ修正をして、今までよりもなだらかなカーブにしていくというふうな考え方もいたしておるところでございまして、今後とも一層成績主義を反映いたしました給与システムや社会環境の変化
それからもう一つは、先ほど来申し上げておりますように、今後の給与カーブというものは、今までのただ年功要素といいますかそういうもので上がっていくということはやはり反省をしていかなければならないのではないかというようなことも今後の視野に入れながら考えたところでございます。
その内容を申し上げますと、今言われましたように、例えば賃金決定に大きな比重を占めておりました年齢あるいは勤続年数といった年功要素というものが縮小をいたしてまいりまして、能力あるいは実績あるいは職務や職員を重視する方向への転換、今言われました年俸制とかあるいは職能給や職務給を重視するとか、あるいは定期昇給を見直すとかというような問題が、今非常に賃金システムの中で起こってきているわけでございます。
先ほど御質問にもお答えを申し上げたところでございますが、近時民間におきましては、非常に厳しい経済情勢のもとで、能力や実績を重視という観点から、年齢、勤務年数というような年功要素に基づく給与上昇を抑制をしていく方向にあると承知をいたしております。
また、仮に年功要素を考慮するとしても、どういう方法で、どういう一つのウエートでこれを把握するのかという問題もございます。あるいは同じような時点で申し上げますと、壮年時の被災者の給付額をしからばどう考えるのか、すなわち老齢になるまで調整しないでよいかというバランスの問題もございます。
年金給付のスライド率に年功賃金体系を反映させる必要があるかどうかにつきましては、従来から労災保険審議会、その中におきます労災保険基本問題懇談会等におきましてもいろいろ議論がなされたところでございますけれども、そもそも年功賃金体系がわが国におきまして企業の規模、職種を問わず果たして一般的であるかどうか、仮に年功要素を加味するにしてもどういった方法でこれを把握して反映させるか、また高齢になりますと逆に受給額
一つは、年功賃金体系というものが、わが国において企業の規模あるいは職種を問わず、果たして一般的であろうかどうか、仮に年功要素を考慮した場合でも、どんな方法で賃金の年功的要素を把握するか、またどの程度までスライドに年功的要素を反映させるか、あるいは受給者が高齢になると逆に受給額が低下するようになるおそれもあるではないか、それでもどうだろうか。
あるいは学歴別、男女別、産業別、職種別で年功要素に与える影響が非常に区々であるという場合、非常に難問がたくさんございまして、問題意識は私ども持っておるのでございますけれども、なお慎重に検討を要するということで先にやられたような次第でございます。 なお、最低保障額につきましては課長から……。