1964-02-26 第46回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第4号
大体年々歳々鉱害の進度と比べて復旧が行なわれておるかどうか、疑問なんですよ。ですから、はたして鉱害のないほうに近づきつつあるのかどうか、むしろその差は一つも縮まらないのではないか、こういうように思うのですが、これらについて御答弁をお願いいたしたい。
大体年々歳々鉱害の進度と比べて復旧が行なわれておるかどうか、疑問なんですよ。ですから、はたして鉱害のないほうに近づきつつあるのかどうか、むしろその差は一つも縮まらないのではないか、こういうように思うのですが、これらについて御答弁をお願いいたしたい。
鉱害に対するところの対策が何らできていないで、年々歳々鉱害によるところの田畑がなくなり、且つこれがその遠因なんですよ。こうして鉱害によるところの堤防決壊、遠因、よるところの堤防決壊というものがあり得るならば、もう放つてはならない。そうして海底にあるところの炭田を開発しろというような考え方も出て来なきやならん。従つて、今の技監の発言というものは将来大きなポイントになるわけです。
(拍手) そもそも本法が制定せられなければならないゆえんのものは、現行の鉱業法が、その賠償規定において原状回復の原則を確立せず、金銭賠償主義を規定しているために、鉱害問題の根本的解決ができず、年々歳々鉱害は累積し、遂に今日の重大なる結果を生ぜしめたのであります。この法案では、鉱業権者に一定の金額を納付させ、不足の分は国家がこれを助成して、鉱害地の効用を回復しようとするものであります。
本法が制定せられなければならないゆえんは、現行の鉱業法が鉱害賠償規定において原状回復をるために、鉱害問題の根本的解決ができず、年々歳々鉱害が累積し、遂に今日の重大なる結果を生ぜしめたからでありまして、この法案では、鉱業権者に一定の金額を一時に納付させ、国が不足分を助成して鉱害地の効用回復をしようとするものであります。