平野顧問についてでありますが、先ほど直接の金銭授受はしていないというお話でありましたけれども、平野顧問に対する顧問料は、井上が毎月持つて行つたという話をこの間聞いておるわけであります。実際は井上が持つて行つたんですか、それとも平野さんが毎月々々とりに来たんですか。
○神崎証人 伊藤理事長と望月さんがぶつかつたというのは昭和二十七年のことでありまして、伊藤理事長と平野顧問がぶつかつたというのは休業のときのことだと思います。時間的にずれがあるではないかと思います。平野顧問は第二会社案、伊藤理事長は立法化案、こう二つにわかれているというような話を聞いたことはあります。
なぜ出したかというような御質問でございますが、私の想像では、やはり平野顧問の方の紹介があつたので、一応その程度のものは顔を立てられたというような意味のものもあつたかとは思います。
○山中(貞)委員 そうすると、先ほどのあなたの言葉にもあつたように、見ず知らずの人にぽかつとお会いして、そしてぽかつと出資するはずはないというお話でありましたが、全面的に平野顧問の紹介、いわゆる顔を立てるということだけでそういうことをされたか、あるいは、もつと具体的に、平野顧問が、おれが保証してやるからこの会社に出せというように、具体的に保証人にでもなつておられるかどうか、その点、もう一ぺんだけお伺
○山中(貞)委員 その内容についてですが、ただいままでで明らかになつたところは、明らかに小平忠なる代議士については保全経済会もまた伊藤ないしは証人である松本氏自身もまつたく知らない人であつた、従つて平野顧問の紹介によつて先ほどの中野委員の質問に答えた言葉によれば、平野顧問の顔を立てて貸したようなことになつている。
私ども社会党は不幸にして平野顧問を送つておりまするけれども、(笑声)党の総意として、かような一切の問題をこれから追究する決心でありますが、これに対する法務大臣の、少くとも検察の責任者としての今後の見解、東京地検並びに最高検との対立に対するあなたの見解並びに、私が質問した際にあなたが言われました責任を回避するものではないという、速記録に残つた明らかなあなたの答弁について、どのようなお考えでありまするか
この際日本の国会の権威とわれわれ国会議員の名誉のために、平野顧問がこれらの問題について伊藤理事長から何らかのお話を承わられたとか、あるいはそういつた情報を和つておられるということがあるならば、ぜひこの際虚心坦懐にひとつ明らかにせられることを私はお願いをいたします。