1955-01-24 第21回国会 衆議院 本会議 第9号
また、昨年六月、本院の行政監察特別委員会における平野証言によりますと、保全経済会関係で伊藤理事長より献金を受けた内容は、廣川弘禪君に三千万円、大藤唯男君、重光葵君の両君に二千万円、鳩山首相に一千万円と、明らかにこれは速記録に書いてあるのであります。
また、昨年六月、本院の行政監察特別委員会における平野証言によりますと、保全経済会関係で伊藤理事長より献金を受けた内容は、廣川弘禪君に三千万円、大藤唯男君、重光葵君の両君に二千万円、鳩山首相に一千万円と、明らかにこれは速記録に書いてあるのであります。
この疑獄、汚職事件につきまして、私はさようなことはなかろうと信じておりますが、平野証言をもちまして、三木武吉君を通じて鳩山総裁邸において一千万円を渡したという資料があがつているのでございますが、行政監察においでになる前に、きれいな選挙をいたしたいと思いますので、この点についてひとつ総理大臣の御名誉のために御答弁願います。
前日の理事会で元同会理事長伊藤斗福、池田勇人(自)駒井重次(民)の三氏を喚問する方針だつた自由党は同日さらに「去る二月一日の平野力三氏の証言で同会の政党献金に関係があるとされた鳩山一郎、重光葵、大麻唯男、三木武吉の四氏はいずれも政府与党の重要な地位にあるが、国民の疑惑を解くために証人として喚問すべきだ」と主張、これに対して民主党側は「平野証言後の証人喚問問題で自由党は池田勇人氏を呼ぶのにあれほど反対
○天野委員 先般の本委員会における平野証言においては、中村高一委員が、二十七年九月ごろ東京会館の別館で広川弘禅氏が伊藤理事長と会つた、そのとき伊藤は広川氏に、この立法化について自由党の方の工作をしてもらえないかどうかということを頼んだところ、広川氏はそれを引受けたという話があり、また広川氏は駒込の伊藤邸で伊藤から三千万円受取つた。
先日の国会における平野証言、広川証言という二つの問題に端を発して、政治献金ないしは政党献金というものが相当数ある事実が明らかにされておるのです。もし幸いに支障がない範囲であるなれば、この平野君の証言のうちどの点とどの点が明らかになつておるか、あるいは広川君の証言のごとくこれを否定することができるか肯定することができるか、こういう点について御説明を願いたいと思うのです。
この速記録の中に、私の質問した平野証言に対する質問というものは、私の質問をもう一ぺん読み上げはしませんが、答弁だけ読み上げますと、そういう事実を知つておらぬかどうか再度御質問するという問いに対して、「この点は小平君と伊藤君との話できまつたことでありまして、私はその内容には直接タツチしておらないのであります。
それが重大だというならば、お互いが自重しなければならぬのに、現に平野証言のごとき、今澄君の発言のごとき、これは非常に同僚議員を多数、しかも政治的生命が半ば奪われると山本君が言われましたが、そういう事実が現に展開されつつあつてそういうものが、どういう方法かわからぬが、いつの間にか懲罰動議が取下げられてしまつた。ひとり中曽根君に至つては本日中に上程しろという。私はその理由を了解するに苦しむ。
その理由は、平野証言が、伊藤斗福君と二人きりの、いわゆる伝聞証言で、何ら事実の裏づけのないものであつて、それを固執し主張し続けることは、本委員会を政争の具に供せんとするものであるから、本件証人の喚問の順序を本筋に引きもどし、小委員長の報告に基いて、保全経済会の実体を解明し、次に監督権の適否に移るべきである。
今やるのなら、なぜそのときもつと早くやらなかつたか、怠慢だということを政府として、大蔵当局として責任を負わなければならんと思うのだが、そういうふうに今日までなかなか手を出し得なかつたというのは、あの当時にも、何らかの政治的圧力が加わつているのじやないかということを聞いたが、そういうことはない、こういうお話でしたが、今衆議院の行政監察委員会でも問題になつておりますが、与党方面へ、平野証言に基きますと、
結果を見て言うわけじやないのですけれども、これらの顧問に有力者が控えている、それから政党献金があつたという平野証言があつて、こういうところからいつて、大蔵省がやろうと思つても、そうはさせんというふうに牽制をしておつたというふうに世間一般は考える。
しかるに平野証言による保全経済会の問題は、この予算審議の過程において、最も重大な耐乏生活をしている国民に、大きな疑惑の念を抱かしたことは事実であります。 そこで私はまず保全経済会の問題から、時間があれば造船の問題を伺いたいのでありますが、この保全経済会の問題は、単なるスキャンダルといつて片づけるわけに行かない、思想、宗教、政治、経済、言論等の各界にわたり重大な問題を含んでおると私は思います。
そこでこの東京地検の馬場検事正と、平野証言による渦中の人物である池田勇人氏とは、五高時代の学友にして竹馬の友であることは、周知の事実である。なおいま一つ、この対立が最もはげしかつた昨年の九月、保全経済会弁護士元検事松下孝徳氏は、二百八十万円の金を伊藤から支給せられておることも、行政監察小委員会における調査の結果明らかである。
さらにこれと対決すべく喚問された広川弘禅君の証言は、一応平野証言を打消しておるもののごとくでありますが、この間に動いた人物、場所、時日等は、符節を合するがごとくに一致して、ただ金銭的関係のみが否定されておるにすぎないのであります。私はまだ糾明途上にあり、事件の半ばにあるこれらの問題に対して軽々しく結論を出し、これによつて総理大臣に質問をしようとするものでは毛頭ございません。
○小林(進)委員 先ほどもどなたかがここでおつしやいましたが、ともかく、再建整備の旬々たる中で伊藤斗福君もやや平常の状態ではなかつたが、そのときにおいて政治資金六千万円云云の話があつたのである、伊藤から聞いた話をここで繰返すのであるというのが平野証言の内容でありました。
○小林(進)委員 きのうの平野証言によりますると、そのときには伊藤斗福がいわゆる投資銀行法の立法を依頼した、話の内容は立法化の依頼だ、こういうことを平野氏が証言いたしておるのでありまするが、この証言に対して、いま一度お答えをお願いいたしたいと思うのであります。
○小林(進)委員 平野証言は、きのうは、立法の内容を池田邸において話したということを言つているのでありますが、この話の内容につきましては、少くとも今朝の池田勇人氏の新聞談話がやや一致をいたしておるのであります。すなわち、内容については、自分は最初から保全経済は信用していないから、それはだめだと言つて断つた。