1974-03-22 第72回国会 衆議院 法務委員会 第19号
○裾分最高裁判所長官代理者 御指摘の平賀判事の論文は二十年近く前に出されたものでありまして、当時私も拝読したのでありますが、いろいろ申されておる中に、同じ人事訴訟事件と申しましても、たとえば婚姻の無効であるとかあるいは離婚の無効、縁組の無効あるいは離縁の無効といったものと、それから離婚と離縁とは多少ニュアンスが違ったような受け取り方を私しておりましたが、離婚、離縁について非訟的な手続でやったほうがいいじゃないかという
○裾分最高裁判所長官代理者 御指摘の平賀判事の論文は二十年近く前に出されたものでありまして、当時私も拝読したのでありますが、いろいろ申されておる中に、同じ人事訴訟事件と申しましても、たとえば婚姻の無効であるとかあるいは離婚の無効、縁組の無効あるいは離縁の無効といったものと、それから離婚と離縁とは多少ニュアンスが違ったような受け取り方を私しておりましたが、離婚、離縁について非訟的な手続でやったほうがいいじゃないかという
○参考人(堂野達也君) 日本弁護士連合会がただいまおっしゃった四十五年十二月十九日の総会を開いたのは、御承知のように先ほどから御議論になっておられる司法の危機という問題が迫っている、ことにこの翌年の春には裁判官の再任、新任等いろいろな問題もひかえておるし、ことにその前に起こりました札幌地方裁判所における平賀判事の福島裁判官に対する書面問題というような問題から発しまして、非常に裁判所内部におきましていろいろな
それから、青木英五郎さんという弁護士の方が、石田発言について、これをマッカーシズムだというようなことが毎日夕刊の四十五年六月十二日に出ておりますが、最近のマスコミの傾向が、平賀判事や飯守判事について極端な攻撃に出ているようなことが、むしろ逆マッカーシズムというと変ですが、そういうような傾向すらあろうかと私は思います。
○矢崎最高裁判所長官代理者 平賀判事につきましては、先ほど畑委員から御指摘のとおり、札幌地裁でも注意処分があり、最高裁の裁判官会議でも注意処分の決定があり、また転任ということに相なったわけでございます。
○山田徹一君 そこで私は、もちろん国民が疑惑を抱いておりますので、一つは平賀判事の注意処分があった後に、福島判事の処分が不問に付されていたのではなかろうか。さらに独自の決定であるという理由は何か。また福島判事の注意処分の決定はいつなされたのか。
それは吉田事務総長の記者会見の発言ですけれども、「平賀判事に注意処分をした一年余り後にこの処分が出たが。」と、こういう質問に対して総長は、「平賀判事の行為ははっきりしていたが、福島判事の行為の動機、経過は当時、まだ明らかでなかった。そのうち訴追委にかかったので、その決定に影響を与えることなどのないように、処置をひかえていた。訴追委の決定が出て、そのおそれもなくなったので処置をとった。」
ただ、平賀判事、福島判事については、ただいま訴追委員会で審議されております。たしか亀田委員も請求者のお一人だと思いますので、現在訴追委員会が独立して調査を行なっておるこの際に、私がここで、公の席でこれについての意見なりを申し上げることは、これは差し控えさしていただきたいと思います。