2017-06-06 第193回国会 衆議院 農林水産委員会 第18号
傾向的に価格が下落する側面では、例えば、これから五年間の平均米価が一俵一万円になったら一万円より下がった分の一部は補填します、さらに次の五年は平均九千円になったら九千円より下がった分は補填します、これでは、どんどん基準収入が下がり続ける底なし沼です。つまり、提案の収入保険は、岩盤対策だった戸別所得補償の廃止に対する代替措置にはなり得ないということです。
傾向的に価格が下落する側面では、例えば、これから五年間の平均米価が一俵一万円になったら一万円より下がった分の一部は補填します、さらに次の五年は平均九千円になったら九千円より下がった分は補填します、これでは、どんどん基準収入が下がり続ける底なし沼です。つまり、提案の収入保険は、岩盤対策だった戸別所得補償の廃止に対する代替措置にはなり得ないということです。
そして、そういう点で今回の収入保険を見た場合に、私が現場の大規模農家から聞く懸念は、これからさらなる貿易自由化の交渉や、そうでなくても生産調整が廃止される中で、一万円の六十キロ当たり米価を切るような事態が来るのではないか、そのときに、五中五で計算された平均米価が九千円で、それより下がった分を支えてもらっても、大規模農家が安心して経営計画を立てて規模拡大をするということは不可能になるのではないか、そういうことでございます
現在の平均米価がずっと続くならば変動部分はゼロになるということを言ったまでのことでございます。
ただ、せっかくですからあえて問題点的なことで指摘しますと、稲作の経営安定対策という中で、価格が下落した場合、自主流通米の過去三カ年の平均米価をとって、そして八割方補てんするということになっていますね。でも、問題は、過去三カ年の平均米価ということは、その過去三カ年米価がよければいいですよ、高い水準に位置していれば。
それから今、事務方がどういう説明したか知りませんけれども、米価についても、あの地帯は良質米、自主流通米地帯でございまして、政府米地帯よりも、自主流通米地帯でございますから、想定している平均米価は二万円以上の米価を想定しているのではあるまいかというように思うわけでございまして、具体的なその町村の基本計画と申しますか、ビジョンは見ておりませんのでそれ以上のことはお答えいたしかねますけれども、でございます
ところで、不思議に思いますのは、今回方式の場合の算定対象農家の平均は一・一ヘクタールであるのに対して、一・五ヘクタール以上平均米価の場合は平均どころが二・七ヘクタールとされております。一・一ヘクタールの対象部分の農家の生産コストと二・七ヘクタールの生産コストというのがほぼ同じだというのは、一体これはどういうことなんですかということでありました。
○澤邊政府委員 米価の算定いたします場合に、生産費を基礎にいたしまして所得補償で都市労賃に換算してやるわけですが、それによって平均米価といいますか、基準米価といいますか、あるいは基本米価といいますか、そういうものを決めた上で等級差を開いたり現在しているわけですね、一等、二等、三等と。それは基準になるものを決めた上で等級間格差を別に設定をして買い入れ価格上差をつけているわけです。
ただ、長官も言っているとおり、最近の災害の率がずっと低下して数年前とは半分ぐらいになっていますので、そういう事実からすれば、何といいますか、災害農家として非常にコストが上がってきたものは、平均米価の計算に入れるのはぐあいが悪いということではずしたわけでございます。 それから、通勤手当のほうは、私は、むしろ今度の処置のほうが合理的だと腹の中でもそう思っております。
平均米価をことしこれだけさわったらよっぽど上のほうは高くなるということですね。平均で、私が見ても五百円ぐらい上がっていますね。五百何円か上がっているわけだから、平均で五百何円上がっているということは、半々だといえば高いところは千円以上上がるということですか。そして下のほうはゼロだということですか。
それと同時に、これが平均米価をきめます外での話なら、まだこれは政府とそういう御関係のところだけの話になると思うのでありますが、平均米価をきめるその中で、これがそれだけ天引きをして持っていかれるような形になるということが、なかなか全国の農民諸君からすればどうも割り切れないという意見が相当に強いのであります。
きのう衆議院ではお小言を受けましたが、概念的に申しますれば、米価というのはない、ないと言ったってあるのですから、平均米価が一万一千五十二円五十銭と普通呼ばれております。その一万一千五十二円五十銭平均が政府へ買い上げる価格。政府が払い下げをする価格との間には、政府は五十円持ち出しになっております。
ここに生産費・所得補償方式の算定に従来の手取り平均米価というものを入れた調整係数をかけて不純なものにしているということは、全くわれわれとしては了解することはできないのですよ。農林大臣はこれをどうお考えになりますか。
この調整係数なるものは、当年べースの平均生産費と三十一、三十二、三十三のいわゆる手取り平均米価というものを足して、そして調整係数というものを求めたのです。ですから、何にも関係がないのですよ。この平均手取り米価というものは所得パリティ方式の方に帰属する係数であって、新しい生産費・所得補償方式の方に関連を持つべき筋合でないわけです。
バルク・ラインはむしろ人的な問題で、八〇%の農家に所得を与えるという方式であり、他の産業との均衡ということになると、これは当然平均米価でやるということになる。そういうふうな考えを持ちます。
それは形式的には一万三百二十三円で昨年よりは五十円高いということになっておるけれども、この平均米価は、果してことしの秋農家の手取りとして実際に支払いが可能であるかどうかという点に対しては、多大な疑点がある。これは全く形式米価であって、実際の手取りは昨年の実行米価よりも下回るというのが一致した見解なんです。
それから、軟質米、硬質米の格差は、だれが賛成した、こうしたということではもちろんございませんですけれども、平均米価を出して、歩どまりがいいものはそれにプラスをし、歩どまりの悪いものはそれから引くということは理の当然であるというだけの話でありまして、今後三十三年産米の価格を決定する際に、なお、いろいろ御意見もございましょうと思いまするから、その際に、申し込み加算金、あるいは歩どまり加算、あるいはその他
それから軟質米、硬質米の歩どまりにつきましては、昨年の決定米価には三十五円だけ平均米価にプラスいたしまして決定をなされておるわけでありますが、軟質米、硬質米の格差を平均米価にプラスするということは、これは適当でないという判断をもちまして、これは加算をしていないと、そういった理由から、一万二百円ということで、昨年の決定米価よりは多少下回っておる、こういうことに相なっておるのであります。
○小倉政府委員 まず歩どまりの差の問題でございますが、これは私どもの事務的な見解といたしましては、平均米価をべースにして考えますれば、歩どまりのいいものはそれに若干プラスになる、歩どまりの悪いものは、それから若干マイナスになる。幾らぐらいプラス、マイナスするかということは、過去の経験に徴しまして、適正なものをはじくわけでございます。それによって上下開くということが妥当であろうと存ずるのであります。
三十二年産米につきましては、この格差が区平均米価の上にプラスされておったわけであります。そういうことを三十三年産米についてはしない。そういったごとが主たる理由で、一万三百二十二円五十銭という昨年産米の価格よりは、三十三年度予算に計上しております米価が幾分低くなった、こういうことに相なっておるのであります。
それから先ほどの平均米価でありますが、私正確に閣議決定をどういうふうにいたしましたか文章は覚えていませんけれども、これは御承知の通りのことで私も別段補足的な説明をしないのでございますけれども、平均米価ということが閣議決定の中に入りましたことが当然それだけ政府が支払って差しつかえないものあるいは支払うべきもの、こういう意味ではございません。
いろいろ加算がつきました結果、平均米価を考えますれば、ほぼ八〇%に近いものをカバーするというようなことになりますので、結果としては趣旨に近づいているというふうに御了解願えると思います。
○説明員(小倉武一君) 政府の原案は、平均米価と申しますか、基準米価を、格差といたしまして上下に開く。従いまして、軟質米は三十円安く、硬質米は三十円高くという考え方で、六十円の開きにしておったわけであります。
○政府委員(小倉武一君) 歩どまり加算の問題につきましては、これは考え方によっていろいろ変って参りまするけれども、ただいま予算の積算についてのお尋ねでございますので、その点でお答えをいたしますが、本来品質差でございまするので、全体としての米価、平均米価がたとえば一万円ということで出ますれば、その一万円を前提といたしまして、品質等による格差をつける必要がございますればその範囲でつける、こういう建前でできておるのでございます
そういうことを考えまして、生産量の非常に少い、もしくは生産費の非常に高いというような地区において、今の平均米価で考えて参りますれば、その農家の所得が必ずしも有利ではございません、そういうところに何か他の副業、もしくは他の農業を取り入れた際にどうなるかということを十分お考えを願いたい、こう申すのであります。
少くとも規格の改正等が技術的に非常に困難で、あるいは農林省がお考えのように品質を落したくないというお考えで、規格は規格で置くのだというならば、少くとも出回った数量の等級の平均が平均米価でなければならぬわけです。従ってそれはおそらく四等と三等の間になる、四等に近いものになる。