1980-03-19 第91回国会 参議院 予算委員会 第11号
昨年の九月一日にタクシー業界の値上げ申請の内容を大幅に圧縮して、平均増収率一四・三%のタクシー料金の改定が行われました。この増収率一四・三%の水準はここ十数年間のうちで最も低いもので、値上げ認可に当たって、タクシー業界の経営収支均衡という点に着目した運輸省の厳しい査定があったものと思われます。
昨年の九月一日にタクシー業界の値上げ申請の内容を大幅に圧縮して、平均増収率一四・三%のタクシー料金の改定が行われました。この増収率一四・三%の水準はここ十数年間のうちで最も低いもので、値上げ認可に当たって、タクシー業界の経営収支均衡という点に着目した運輸省の厳しい査定があったものと思われます。
大手民鉄の鉄軌道事業の経営内容は、昨年の運賃改定、これは四十九年七月二十日から実施されたものでございますが、平均増収率が二八・八%でございました。
昨年七月に運賃を、平均増収率は二八・八%でありますが、改定しましたにもかかわらず、本年再び改定を申請いたしました理由を御説明申し上げますと、前回の改定が申請から認可まで二年間を要し、その間に起こった石油ショックの影響に基づく大幅なベースアップ、電力料金の値上げ等のコスト増要因が認可運賃に十分に織り込むことができず、二年前に申請しましたものに近い率で認可されましたので、改定後なお相当額の収入不足を見込