2000-11-09 第150回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
○政務次官(三浦一水君) 先生御指摘の視点に立ちまして、従来より加工原料乳の保証価格におきましては、酪農労働の周年拘束性に配慮して、生産費調査における三業種、製造業、建設業、運輸通信業、これの規模規定を、五人から二十九人の男女の区別のない平均労賃単価、これを製造業五人以上の規模の男女の区別のない平均労賃単価に置きかえて算定を行ってきたところでございます。
○政務次官(三浦一水君) 先生御指摘の視点に立ちまして、従来より加工原料乳の保証価格におきましては、酪農労働の周年拘束性に配慮して、生産費調査における三業種、製造業、建設業、運輸通信業、これの規模規定を、五人から二十九人の男女の区別のない平均労賃単価、これを製造業五人以上の規模の男女の区別のない平均労賃単価に置きかえて算定を行ってきたところでございます。
先ほどのお話、生産費調査における労賃評価というようなお話と思って承っておりましたが、先ほど先生から、自給飼料労働と飼養管理労働を同一にしたというようなお話が出まして、私どもの方が統計情報部から生産費調査をいただいて乳価の算定に当たる際には、御承知のとおり、いわば私どもは時間だけ統計情報部からいただきまして、それに掛けます賃金の単価というものは、北海道における製造業五人以上の男女区別ない平均労賃で評価
そうすると、今、全産業の五人以上の規模の平均労賃は二千百三十四円五十銭ですね。これをそのまま使うとすると、労働に対する対価は千六百二十九万二千六百三十九円になる。生乳一キログラム当たりの労働対価は五十七円四十一銭。それに第二次生産費から家族労働費を引いた四十七円九十五銭を足すと求める乳価は百五円三十六銭、約百六円ぐらいになりますかね。そのぐらいになる計算になる。
どういうような水準が妥当かというような議論がさまざまあるわけでございますが、そういう点に関しましては、午前中来お話し申し上げておりますように、私どもとしては、飼養管理労働費につきまして、時間当たり単価を同じ北海道におきます製造業五人以上規模の平均労賃というもので評価をすると、こういうことを現在しておりまして、現状ではそれが妥当なものだというふうに考えているわけでございます。
だからこそ、五十二年方式でいけば五俵以上の稲作農家から買いましたし、全国の製造業の平均労賃で五人以上九百九十九人未満でとったわけでしょう。その計算でいけば二万一千円の米価になるということがはっきりしたでしょう。だから、農民運動全国連合会の方々も二万円以上の米価ということを要求しておりますけれども、非常に妥当だということが午前中明らかになったと思うんですよ。それをなぜに地方労賃に変えてしまったのか。
生産費調査の場合は地域の労賃をとっておるわけでございますので、米の米価の決定に当たりましては、昨年は五人から九百九十九人までの平均労賃をとったというようなことで、このとり方によって違ってくる事情があるわけでございます。
ただ、現在五人以上千人未満ということでとっておるわけでございますが、千人未満ということでございましても、これは事業所単位のことでございますので、相当な巨大産業を含んだ、巨大企業を含んだ平均労賃のことでございまして、そういう意味で言えば、現在ですでに中小企業規模以上のものを相当含んだ平均労賃であろうというふうに考えておるわけでございます。
一々申し上げるのもいかがかと思いますので、主要なものだけ一、二申し上げてみますと、たとえば都市の製造業労賃に家族労賃を評価替えするわけでございますが、私どもは五人から九百九十九人の製造業者の平均労賃に評価替えをするわけでございますけれども、農業団体は一貫いたしまして製造業の五人以上青天井と俗に称しておりますように、大規模の大企業まで全部含めろ、それの平均賃金で換算しろというようなことの御主張があるわけで
だから、私の言うのは、いま小野部長が言った前年度の平均労賃というものは、もうしっかり実績がわかっておる、現時点においては今年の労賃の上昇率もおよそ九〇%以上確実にわかっておるということになれば、やはり米価を決める場合にも前年度の実績賃金に対して今年度の上昇係数を乗じる、そういう方式をとった方が最も適合性があるのじゃないか。
それから、家族労働の評価について、全製造業の平均労賃をとるべきではないかということでございますが、この労賃の見方については従来から長くいろいろ議論のあったところでございます。現在ではその地域における主要な製造業を中心とする農村の被雇用者が雇用される事業所の平均した労賃単価を採用しているわけでございます。
しかも飼育家族労働費については、全国平均労賃をとっていないわけであります。これは繰り返しいままでも政府は弁明これ努めてきていて、われわれは納得し得ないところでありますが、今回これをとったのは、いままでの姿勢から見てあり得べきことだなというふうに思いますけれども、しかし昨年まではこの平均労賃のとり方だって、一カ年を見たのに、今回は三カ月しか見ていないというのは一体何たることなんですか。
そうなれば、たとえば製造業の規模別賃金をとっても、ことしの算定は五人以上千人未満の平均労賃ということになっておるわけでしょう。以前は五人以上の規模の全国平均労賃ということになっておるわけですね。ただ、やはり賃金水準をいかように生産性向上に適合させるかということが一番大事ですね。
再生産確保と言っても、一年じゅう働いておる農家の自家労働に対して、少なくとも他産業並みあるいは米価決定と同じように五人以上規模の製造業の平均労賃をとれというのが一貫した方針でしょう。そうなると、昨年の製造業の五人以上規模の平均は男女込みで六百三十円ということになっておるわけだ。その六百三十円と農業日雇い労賃の三百二十五円というものを比較した場合、ちょうど半分じゃないですか。
わりました要素は、加工原料乳の保証価格につきましては、配合飼料の値下がり分を当初四—六の期間に引き下げられる幅が一年間続くというような推定をいたしておりましたが、それを四—六の期間に限りまして、七月から三月までが従来どおりの想定方法によりまして推定をいたしておるということが一つと、飼料作労働につきまして、政府試算におきましては農業労賃を使っておりましたのを、昨年決定時と同様に農業労賃と都市労賃の平均労賃
なお、飼料作物生産に係る家族労働費につきましては、昭和四十九年度保証価格の決定に際し、飼料作物の生産振興を図る観点から臨時的措置として製造業労賃と農業臨時雇い賃金との平均労賃を用いて推算する方式を採用したところでありますが、昭和五十年度につきましては、飼料作物生産の振興を図るための予算措置を大幅に拡充することとしておりますので昨年度のような方法は採用しておりません。
この点につきましては、四十九年度の飼料作物に係る家族労働力を平均労賃で評価がえしたのになぜ今回評価がえをしないのかという御意見も生じてくるわけでありますが、これに対しては、私たちは、この四十九年度の評価がえは四十九年度のみに限定をして行うというふうな立場でやったわけでございまして、今回の場合においては、一般の農業生産に準じまして農業労賃という形を用いたわけでございます。
それから、飼料作物に係るところの家族労働を、四十九年度は平均労賃で評価替えをしたのに今回はなぜ評価替えをしないかという御意見でございますが、この措置は四十九年度限りの措置というふうなことにいたして、臨時に飼料作物生産の奨励を図るという観点から四十九年度とったわけでありまして、五十年度につきましては、予算措置としても粗飼料の緊急対策事業等も行っておりますし、その他の措置等も講じておるために、保証価格の
そういう点から見て、決定時の自家労働に対する推定労賃というものは、これは春闘後の民間の労働賃金の上昇、特に保証乳価の自家労賃に対応するものとしては、主要なる生乳の生産地域の製造業の平均労賃を加重平均するというような、非常に複雑な低賃金を志向した計算をしておるわけでありますが、結局、三様の賃金というものはどういうふうに変わっておるかという点について、まず、資料に基づいて説明してもらいたいと思います。
それらの動向を的確に反映するということを配慮いたしまして、特に労働省にもいろいろ御無理をいただきまして、五月の資料を確かめて、五月の平均労賃の比率を乗ずるという新しい要素を取り入れたわけでございます。 「現物給与相当額」、これは従来のやり方によって算定しております。
ことしは平均労賃でも春闘が終わったら七百円をこすと私は思う。七百何十円という時間当たり労賃になる。どうなんですか、この四百円だとか、粗飼料生産労働三百九十円。これを込みにして家族労働費をキロ当たり十円、百キロ当たりにすると千円、ここで修正をすれば三百万の所得になります。そうすると、保証乳価は何ぼになるか。一キロ八十八円となります。
最後に質問しますが、先ほど大臣に言いましたとおり、五人規模以上の製造業の平均労賃が四百六十円にしかなっていないわけだ。われわれの計算した五人規模以上の製造業賃金は五百九十四円になっておるわけだ。労働者の毎勤統計を基礎にする場合においては、こういう大きな懸隔というものは絶対にあるべきではないわけなんですよ。
平均労賃で計算すると五百三十円、いずれかの方法を採用せぬ限りこれも許されない。大臣の権限で告示は行政的権限だといって、一方的に寄り切るものではない、こう思います。国会における意見というものを十分にいれてもらわなければ、何のためにわれわれはこうして審議をするかわからぬことになるわけです。
雪印や森永や明治で働いている人たちの平均労賃と、ほんとうに乳をしぼっているわれわれの労賃単価を同じようにしてくれ。この要求はなお慎重を要するというのじゃ、日本の酪農は、局長、これはとても守れないし、つぶれますね。そんな不公平なことをおやりになっていて、公平にやってくれといったら、それもなお時間をかけて慎重にというのでは、だれにたよって日本の酪農あるいは酪農家の皆さんが生きていけるのですか。
○中沢説明員 ただいまお答えいたしました七千五百四十五円を製造業五人以上の平均労賃で評価がえいたしますと九千四百七十九円となります。