1988-04-01 第112回国会 衆議院 外務委員会 第5号
それから、前文では「原子力の平和的応用における国際協力を促進することが必要であることを確信し、」ということがうたわれておるわけでございますけれども、これから原子力の平和利用を計画しようとしている国々への技術協力、例えば防護技術の供与等の規定が本条約には盛られていないわけでございますが、条約作成の過程でこういった論議があったでしょうか。
それから、前文では「原子力の平和的応用における国際協力を促進することが必要であることを確信し、」ということがうたわれておるわけでございますけれども、これから原子力の平和利用を計画しようとしている国々への技術協力、例えば防護技術の供与等の規定が本条約には盛られていないわけでございますが、条約作成の過程でこういった論議があったでしょうか。
この核防条約の第五条に「核爆発のあらゆる平和的応用」という項があるわけですが、この核爆発の平和的な応用、爆発サービスというものをどう評価されているか、両大臣、お伺いいたします。それでこれに関しては、念のために申し上げますが、昭和四十二年の予算委員会において三木外務大臣が、平和利用の名のもとに核爆発の権利があるという考え方は危険であり、政府としてはこれをとらないという言い方をなさっております。
しかしながら、第五条にございますように、核爆発の平和的応用から生ずることのある利益が、この条約に従って適当な国際的監視のもとで、かつ適当な国際的手続によって非核兵器国に提供されること、このような利益を享受することができると書いてあるわけでございます。
第五条の、締約国である非核兵器国は、平和的応用から生ずる利益を享受することができるという、この利益の内容というのは大体どういうふうなことなんですか。
○石野委員 ここで言う非核兵器国は平和的応用から生ずる利益を享受することができるというのは、いま言われた二つだけのことの意味というふうに受け取っていいわけですか。
最後に、NPT締約国間の平和利用面での協力の促進、それから核爆発の平和的応用を早期に実現するための国際研究の促進、それから核物質の盗難防護、フィジカルプロテクションと申しておりますが、そのための具体的な勧告の作成、それから地域的な核燃料サイクルセンターの構想についての国際研究の開始等の諸点が合意されました。
○毛利委員 再検討会議において原子力の平和利用についていかなる成果があったと考えられるか、また核物資、原子力の資材等の供給面での締約国の優先問題、IAEA保障措置の強化、核技術の平和的応用、核物質の盗難防御等の諸点について成果があったと聞いているが、いかようであったか、承りたいと思います。
○源田実君 そうすると、この核拡散防止条約の目的は、核戦争の防止、これが最大の目的であり、次に核技術の平和的応用の、平和的利用と申しますか、これの促進、この二点にあると考えます。それにわが国としては、一つの国として、国の安全保障問題がこれに入ってくる、こういうぐあいに考えてよろしゅうございますか。
それから、米側との宇宙開発に関する協力関係といいますのは、昭和四十四年七月三十一日に交換公文が取りかわされておりまして、米国政府が日本にいろいろ援助したり、協力したりするという項目でございますけれども、「平和的応用のための」ということで、平和利用に限っております。そういう実績できておりまして、われわれ関係者としては、これは全く平和利用であるというふうに了解しております。
「アメリカ合衆国政府は、日本のQロケット及びNロケット並びに通信衛星その他の平和的応用のための衛星の開発のために、秘密でない技術及び機器でこの書簡の附属書に掲げられているものをアメリカ合衆国の企業が日本国政府又は日本国政府と契約関係にある日本国の民間の企業に提供することをアメリカ合衆国の法律及び行政手続に従って許可することを約束する。
原子力の平和的応用に関する御関心によつて、こういう集まりが催されたように今拝聴いたしたのでありますが、原子力を平和的に日本で応用して行くということも調査が始まつておるようでありますし、それから好むと好まざるとにかかわらず、原子力の実験がほかで行われるために、放射能がどうしても外から国内に入つて来るという状態にあります。
○中泉参考人 今の御質問は、結局原子力の平和的応用というのはどういうありがたみがあるかというような御質問だと思いますが、これは医学の方面でも非常な利益があるのであります。おそらく原子炉をつくるといいましても、私どもの目から見ますと、半分内外の目的はアイソトープをつくるということにあると思います。
で、やはり原子力の平和的応用ということを始める以上は、やはりその原子力に対するこういつた方面の準備も、少なくとも竝行的に、若しくは進んで先に手を付けなければならないと、まあ少し我田引水のようでありますけれども、今度誠に寝耳に水で、泥繩的になつてしまいまして、余り御期待に副い得ないのじやないかという心配が非常にありますので、この席で私のお願いのようなことを申上げます。 大体そんなものでございます。
かねて私と中泉教授がこの問題を重要視いたしまして——ことに最近各方面で、原子力の平和的応用という問題が非常に論議されております。原子力が平和的に応用されて石炭よりも単価が安くつくから云々、すぐにも飛びつきたいようなことを、皆さん非常におつしやいます。従つてその研究をしろということをおつしやいますが、その声を聞くたびに、私たちははだえに寒けがするような恐ろしさを感じておる。