1954-05-17 第19回国会 参議院 外務委員会 第33号
○高良とみ君 それでは先ほど御返事のありました通り、それからこの間外務省の条約局長からも、平和処理費と共にこの安全保障諸費の中からも公平に、成るべく米駐留軍と国際連合軍との及ぼした影響については公平に偏ぱなく扱いたいという御要望もありましたので、どうぞ一つ大蔵省におきましてその辺を、米軍及び国際連合軍が使用しておりまするために民道を圧迫し、或いはそこに漁業、農業、土木、私生活等に影響を及ぼしておりますことを
○高良とみ君 それでは先ほど御返事のありました通り、それからこの間外務省の条約局長からも、平和処理費と共にこの安全保障諸費の中からも公平に、成るべく米駐留軍と国際連合軍との及ぼした影響については公平に偏ぱなく扱いたいという御要望もありましたので、どうぞ一つ大蔵省におきましてその辺を、米軍及び国際連合軍が使用しておりまするために民道を圧迫し、或いはそこに漁業、農業、土木、私生活等に影響を及ぼしておりますことを
その財源措置を、先ほどの曾祢委員がお出しになりました決議にも、或いは申合せ希望条項にあるのでありますが、先ほど大臣の御説明ですと、平和処理費から出すか、予備費から出すか、研究中だというお話があつたのです。そういうお話がさつきあつたようでありますが、道路のことは建設省、それからそういう民間人の或いは自治体の損失に対しては平衡交付金でというお話は余り出なかつたようでありますがどうなんですか。
それから平和処理費につきましても、今回災害復旧費に七十億をしぼり出しましたけれども、明年度におきましては、賠償問題等につきまして東南アジア諸方面のいまだ日本と平和条約を結んでいない国々に対しまして、その問題を具体的に交渉する段階に立ち至るのであろうと考えますが、それにつきまして適当な金額を予算で計上する言もりでおります。
それはほかでもないのですが、今西村委員に対する答弁に、平和処理費の中に対日援助費が含まれているということは、妥当だから削るわけにはいかぬとおつしやいました。ところがこの前私がやはりそれに対して念を押したときに、向井大蔵大臣はこういうふうに答えておるのであります。「対日援助費と書きましたのはあるいは穏当でないかとも思いますが、気をつけるようにいたします。」こう言つておるのです。
ところが、いよいよ我が国も独立いたしました今日におきましては、国民として聞きたいことは、或いはこの昭和二十七年度の当初予算の中に平和処理費であるとか、或いは防衛関係の諸費が計上されておる、こういうふうなことになつて来ると、一体日本の経済というものは将来どういうふうな方向に進むのであろうかということにつきましては、これは懸念を持つことが常識であろうと存じます。
○稻村委員 それは少くとも従来のような百何億という平和処理費では、とうてい間に合わないものであるということだけは、大蔵大臣は御承知であろうと思うのですが、その点あらためてお伺いいたします。
ついては行政協定の面にマッチいたしまして、平和処理費か何かの関係で、これにかわるべき箇所をひとつ設けていただきたい、それによつて八戸港の使命を達成することができるものと、私ども地方民は考えているようなわけであります。ついてはその御構想はどういうものでありますか、この機会に伺うことができれば幸甚であります。
またあるいは平和処理費とかいうようなことによつて、処理されるような面も現われて来るのかどうか。この点をお伺いしておるわけであります。
○椎熊委員 今参議院で審議しておる来年度予算の中の防衛分担金のほかに、項目はちよつと違つておりますが、平和処理費みたいな形で、六百五十億からのものが上つておりますが、それは主として日本防衛のための施設に使われるということ、その中には道路の建設、港湾の修理費等も入つておると承つております。この費用の中に通信関係施設の費用が見込まれておるのかどうか。
従つて日本の大蔵大臣としては、そういうふうな違法にまぎらわしいような、しかも悪例を残すような、しかも日本の自主性を失うような財政のとり方というものを、この平和処理費と申しますか、この中から削られて、そして新しくひとつ——これは日本の財政に関することですから、朝野両党ひとつ胸襟を開いて、ゆつくり話をしたらどうですか。とりあえずこの項目から不確定な債務を削られたらどうか、こう思うのですが、どうですか。