1947-07-04 第1回国会 参議院 本会議 第11号
尚この側面につきましては、柏木氏の御強調になつた平和的國家、文化的國家の建設ということは特に重要であることは、誠にその通りでありまして、私共はこの危機に当つてなしまする國民運動におきましては、特にこの高い理想を::ややともすれば危機においては胃の腑のことのためにすべての高いことが忘れがちな時に当つては、私共は將來のある國民として、將來新らしく世界に立つ國民として、この平和的、文化的な側面にも十分な注意
尚この側面につきましては、柏木氏の御強調になつた平和的國家、文化的國家の建設ということは特に重要であることは、誠にその通りでありまして、私共はこの危機に当つてなしまする國民運動におきましては、特にこの高い理想を::ややともすれば危機においては胃の腑のことのためにすべての高いことが忘れがちな時に当つては、私共は將來のある國民として、將來新らしく世界に立つ國民として、この平和的、文化的な側面にも十分な注意
第一の点につきましては、今日日本は民主的な、平和的な文化國家となることを國是といたしておりまするので、これについて我々は最大の努力を拂うておるのであります。併しこの大きな目標は、今日の敗戰窮乏の日本で直ちには実現できませんので、私共はその準備過程にあるのであります。
現在賠償に予定されている工場中には、わが國平和産業の再建維持に相当の影響を免れない部分も認められますがゆえに、この実情につきまして、十分理解を深められるよう、関係方面に連絡をいたしておる次第でございます。さように御了承を願います。(拍手)
平和主義を標榜し得るにふさわしい國となつたのである、経済また今までのようなやり方から非常に発展したのであるという、この三点を明らかにすることが、最も必要であると考えまして、この点に十分に力を入れておるのであります。世界経済情勢に順應いたしましたる対策をとりまして、貿易に対しましては細心の注意を拂つて、ほんとうに國際社会に仲間入りをなし得るようにいたしたいと、極力努力しておる次第であります。
(笑声)併しながらそこに、そこに又片山君の平和主義、(「吉川末次郎しつかりやれ」と呼ぶ者あり)社会主義の見解に対するところの弱点が包蔵し、危険性があるということを、私は首相がお考えが願いたいと思うのであります。
(笑声)それから平和主義に関する私の意見を聞かれたのでありまするが、私は吉川君の言われるような空想的な(笑声)社会主義理論を持つておる者ではありません。又空想的平和主義者でもありません。ロバート・オーエンのような考えは持つておりません。現実的に過去における私のやつて参りましたることからお考えくださいましてもお分かりのことと思います。
○吉川末次郎君(続) それでは私の申したいことをすべて省略して、それではこの問題について結論だけを申しまするが、(「簡單」「止めろ」と呼ぶ者あり)空想的な社会主義、ただ人類は平和を実現しなければならんというようなことは、昔から幾多の人が言うて來たことであります。それだけでは平和は実現されないのであります。我々は現実的な必然の因果律に根ざして説かなければならない。
すなわち民主化の徹底をはかり、平和主義実現のために、國をあげて努力をしなければならないと思つておるのであります。官吏はもちろん懸命の努力を拂つて、國民の公僕としての実を発揮するに努めます。この意味において、官吏制度の根本的改革、行政機構の徹底的な官僚化打破にに向つて進みたいと考えております。
敗戰後、日本の政治的の変革が行われたことは、御存じの通りでありまして、民主的、平和的な文化國家を目標といたすことになつたことは、先ほど申した通りであります。これをわれわれは中外に声明いたしまして、さらに新しい憲法は、これをわが國の根本の國是といたす、この精神をもつて、新しい教育の方針といたしたのであります。
この準備過程の一番大事な問題は、次の時代の國民を、ほんとうに民主的な平和的な國民に育て上げるということでございまして、この任務が、私は教育であり、教育改革というものが、今日、日本の文化國家へ進んでおりまする最も重大な方途であると確信したのであります。
特に新憲法のもつておりますところの民主主義の大精神と、平和主義の大理想とを政府は一切の政治行動の大目標として高く掲げて、これを大胆明快に、現実化いたしたいと考えているのであります。
(拍手)特に新憲法のもつておりまする民主主義の大精神、平和主義の大理想、これを政府は一切の政治行動の大目標として掲げたいと考えておるのであります。これを大膽明快に現実化いたしたいと考えておるのであります。
それから外交委員会における國際会議に関する事項でありますが、質問者は平和会議という言葉を使われたのでありますが、発議者の中において議論になりましたのは、講和会議の問題でありまして、はたして國際会議という表現の中に、開かれるであろうと思われる講和会議がはいるか否かということについて、議論があつたのであります。
たとえば、外務委員会の第三に「國際会議及び國際機関に関する事項」というのがございますが、この「國際会議」を廣く解釈しますと、來るべき平和会議なども、これに含まれるような解釈ができるわけでありますが、平和会議のようなものは、申し上げるまでもなく、この外務委員会に出してあります國際会議とは、別個な、大きな意味をもつものでありまして、それが議院の問題となります際には、当然全議員の新たな考えのもとに、外務委員会以外
○中野(四)委員 訂正案の中の九十一條の外務委員会の所管事項に関して、ちよつと私、総理大臣官邸に行つておつて遅れて來ましたが、吉川君から何か所管事項の点だけを伺つてあつたそうですが、昨日も大分議論になつた平和会議のごとき特殊性に鑑にみまして、こういう場合に、これをどう取扱いをするかということをば、記録に、はつきりしておきたいと思いますから、この点をひとつ伺つておきたいと思います。
そもそも、日本國憲法は、正義と人道との人類普遍の理念に立脚して、國民の総意を基調とし、人格の基本的権利を尊重して平和的文化的民主國家を建設し、もつて世界恒久平和の確立に寄與しようとする崇高な理想をもつものであります。 しかして、國会は、この日本國憲法により、國権の最高機関となり、國の唯一の立法機関となつたのであるから、國会の使命はいよいよ重くかつ大きくなつたといわなければなりません。
そもそも、日本國憲法は、正義と人道との人類普遍の理念に立脚して、國民の総意を基調とし、人格の基本的権利を尊重して平和的文化的民主國家を建設し、もつて世界恒久平和の確立に寄與しようとする崇高な理想をもつものであります。 しかして、國会は、この日本國憲法により、國権の最高機関となり、國の唯一の立法機関となつたのであるから、國会の使命はいよいよ重くかつ大きくなつたといわなければなりません。