2006-06-07 第164回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第11号
制定当時のお話で、先ほども意見陳述の中にもありましたけれども、田中耕太郎文部大臣が、国会において、憲法の中に教育を入れたらどうかというのに対して、いや、根本法であるというふうに言われて、戦前の教育を我々はどういうふうに見るのかということの中で、御本の中にも、幣原喜重郎国務大臣が吉田総理の代理として、今回の敗戦を招いた原因は、せんじ詰めれば、要するに教育の誤りによるものと申し上げなければなりません。
制定当時のお話で、先ほども意見陳述の中にもありましたけれども、田中耕太郎文部大臣が、国会において、憲法の中に教育を入れたらどうかというのに対して、いや、根本法であるというふうに言われて、戦前の教育を我々はどういうふうに見るのかということの中で、御本の中にも、幣原喜重郎国務大臣が吉田総理の代理として、今回の敗戦を招いた原因は、せんじ詰めれば、要するに教育の誤りによるものと申し上げなければなりません。
〔理事阿部正俊君退席、委員長着席〕 それから、幣原喜重郎国務大臣、これは貴族院の本会議で言われたことで、私は非常に感銘を受けた発言の一つですが、文明が戦争を全滅しなければ戦争が必ず文明を全滅することになるでありましょうと、こう訴えて、我が国が全世界中最も徹底的な平和運動の先頭に立って指導的地位を占めると、こう言っておられます。
私は、この委員会でも言ったことがありますが、幣原喜重郎国務大臣は、私流に要約すれば、戦争が文明を滅ぼさないうちに文明が戦争を滅ぼそうという趣旨の言明をなさっております。 ところが、最近の私は政府の答弁、憲法にかかわるのを聞いてみると、いかにして憲法をすり抜けて憲法違反でないという形で戦争の事態に備えるのかということに置かれているという感じがするわけです。
例えば、幣原喜重郎国務大臣の……
そもそも日本が将来国際社会に恥ずるなき独立国家となるためには、何よりも正義と自由が人類の至宝であることを改めて認識し、外は世界に向かってもはや戦端を開かず、人類の間に実現せらるべき高貴なる理想を自覚した平和的国家の建設であります、こう言って質問をして、それに対して幣原喜重郎国務大臣は、今日の時勢に国際関係を律する一つの原則として、ある範囲内の武力制裁を合理化、合法化せんとするかごときは過去における幾多
例えば、昭和二十一年九月十三日の帝国憲法改正案特別委員会でこの問題が論議されており、幣原喜重郎国務大臣が答弁をされております。
字がちょっと私には読めない、大学を出ていないから読めないのでございますけれども、 翕然トシテ日本ニ集ツテ來ルダラウト思ヒマス、兵隊ノナイ、武力ノナイ、交戰權ノナイト云フコトハ、別ニ意トスルニ足リナイ、ソレガ一番日本ノ權利、自由ヲ守ルノニ良イ方法デアル、 こういうふうに幣原喜重郎国務大臣は申しているのであります。
ですから、そこの部分がいわゆる憲法制定の精神に返っていけば、当時の幣原喜重郎国務大臣は、十年、二十年、三十年たてば必ずそういう論議が国会の中に出てくる、あるいは権力者というものは必ずそういうふうに憲法の精神を歪曲してやっていく、その可能性があるだけに、歯どめとして、もう四十五年前に国会の中でこういう明確な答弁をしておるのだと思うのであります。
占領下であっても日本としてはこの憲法は守っていくんだ、アメリカ軍によって壊されるかもしれぬけれども、日本の意思としてはこれは守っていくんだ、こういうことを金森徳次郎国務大臣であるとか、あるいは幣原喜重郎国務大臣がずっと言っているんですよ、この記録をごらんになっておられると思いますけれども。