1984-03-23 第101回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号
小さいところほど帳簿整備能力というのですか、記帳能力を持っていない。それはそうでしょう。そんなスタッフも余裕も力も時間もないわけです。朝は朝星夜は夜星で、記帳義務だ保存義務だといろいろ義務を押しつけられたりしまして、たかだか年収三百万。したがって、訴訟になれば、そういうところが一番立証能力を欠くのですね。そういう層、ここに結局は推計課税が強くなる。
小さいところほど帳簿整備能力というのですか、記帳能力を持っていない。それはそうでしょう。そんなスタッフも余裕も力も時間もないわけです。朝は朝星夜は夜星で、記帳義務だ保存義務だといろいろ義務を押しつけられたりしまして、たかだか年収三百万。したがって、訴訟になれば、そういうところが一番立証能力を欠くのですね。そういう層、ここに結局は推計課税が強くなる。
それから、帳簿整備義務等につきましては、いま検討しておりますが、主務省令であまり零細なものについては過大な義務づけにならないように考えるべきではないかという線で検討いたしております。
しかしこの四百二十万円という金額が、客観的に見て行き過ぎたかどうかということとを踏み切るだけの十分な資料がありませんので、検査院としましては、まず第一段階としてこの会社の帳簿整備について十分な指導監督をまずお願いしたい。
○本多國務大臣 まず第一点の帳簿の問題でありますが、この帳簿の形式を整えるということも、事務的には相当手数を要することでありますけれども、それに盛り込むのはどういうものを盛り込むかという点に、むしろ帳簿整備の困難性はあると思いますが、大よそは今までにありますものを引寫しすればできる帳簿であります。