しからば國有財産の拂下げ價格については、一体どういう基準を設けておるかと申しますと、買上げ当時の帳簿價格等においてこれを拂い下げることが可能かどうか、こういう御質問であつたかと考えておりますが、國有財産の拂下げは原則として、その当時の適正時價によるという大原則を立てております。
べになりました問題、すなわち退職金、またそれを捻出するための財産の處分等の問題につきましては、この退職金を當然合理的な程度に支出すべきはもちろんでありまするとともに、しからば財産處分の價格との關係はどうするかということについては、これは財産處分の方は、原則として帳簿價格と金融機關再建整備法の定めておる基準による方針でありまするが、次の協同組合に引移す必要のないようなものにつきましては、これは時價すなわち帳簿價格等