1961-04-11 第38回国会 参議院 文教委員会 第18号
そこで、私はまず質問に入ります前に、本委員会で本問題を取り上げ、矢嶋委員の質問された後に講習会の内容、運営、講師の発言、講師の思想の背景をなすところの師友会等の所属団体等について、あらためて文部当局として調査があっておるかどうか、もし行なわれたとすれば、その概要について説明を聞きたいと思います。
そこで、私はまず質問に入ります前に、本委員会で本問題を取り上げ、矢嶋委員の質問された後に講習会の内容、運営、講師の発言、講師の思想の背景をなすところの師友会等の所属団体等について、あらためて文部当局として調査があっておるかどうか、もし行なわれたとすれば、その概要について説明を聞きたいと思います。
師友会のお話が出ましたが、師友会につきましては、愛媛県の竹葉教育委員長が師友会の愛媛県の支部長を兼ねていらっしゃる、こういうことでございまして、これは事実でございますが、本講習会には竹葉委員長は講師として出席しておりません。 大体、以上のようなことでございます。
○内藤政府委員 竹葉さんが自分の個人の自由意思で師友会の支部長をされ、また紀元節を祝するという気持でデモの先頭に立たれたということは、これは個人の自由ではなかろうかと思うのです。別に教育委員長という資格でおやりになったわけじゃございません。教育委員長としては教育委員会は合議制の機関でございますから、教育委員会を開催する場合の議長となって、議会の取りまとめをされるのです。
この教育委員長はすでに師友会というところの団体に属している。この師友会というのは右翼団体として、しかも調査の対象になっているとかいうことを聞いておるわけであります。その人が県の支部長で、そうして紀元節を復活するというところの一つの政治運動の先頭に立ってこのことをやられたということを聞くわけであります。
○内藤政府委員 師友会についてお話がございましたが公安調査庁では師友会は調査の対象にしておりません。従って別に右翼団体というほどのものではないと思っております。それから師友会について今後調査しろ、こういうお話でございますが、よく研究はしてみたいと思いますけれども、私どもそういう団体に対する調査機関でもございませんので、この点については慎みたいと思っておるのでございます。
○政府委員(内藤誉三郎君) 師友会の件につきましては、これは調査をいたしますけれども、いかなる公務員といえども、どういう団体に加入するかどうかは、これは自由でございまして……。
今から私は愛媛県の師友会という問題を出しますが、この師友会なる団体が非常に問題のある団体です。教育行政の偏向ですよ。何ゆえにそういう団体があって争っているのに、所管外のそういう団体への加入をそこで勧めたりしますか、勧めたりすることができますか。それを何ともあなたは感じないところに問題がありますよ。先生方の団結権、職員団体を構成する権利、そういうものに不当に干渉している。
○矢嶋三義君 師友会の件は。
○政府委員(關之君) どうもお尋ねの団体につきましては、私も常識的には承知していないわけではございませんが、どうもこの席で私が、破防法の所管の官庁といたしまして、その師友会についてお答えすることは遠慮させていただきたいと思います。
○矢嶋三義君 もう一回伺いますが、師友会という団体が最近かなり動いております。教師の師友の会、師友会。この団体はどういう性格の団体で、構成員はどのくらいだというように承知されておられますか。
第三に師友会会長、これは池田さん、あなたが衆議院でも言われた、自分が非常に尊敬していると言われた、先生という字までつけて言われた安岡正篤という名前があります。そのほか荒木貞夫、今村均、どちらも元陸軍大将という肩書きであります。それから右翼に金を出すことで有名な三菱電機会長高杉晋一という名前もあります。そのほか衆参両院議員の名前も出ております。これは控えます。こういうことが行なわれている。