1959-09-11 第32回国会 衆議院 大蔵委員会 第5号
それまでは普通の配給価格と希望配給価格とが食い違っておりまして、希望価格はかなり高くした。それを一本化いたしますときに、四段階にきめたのでございます。
それまでは普通の配給価格と希望配給価格とが食い違っておりまして、希望価格はかなり高くした。それを一本化いたしますときに、四段階にきめたのでございます。
それまでの希望配給価格は四段階であったわけでありますが、どうも四段階ということで価格をきめておきますと、消費地とそれから四段階のほかの地方とが非常に価格差が開きまして、その合理的な理由づけに苦しむという状況でございますので、原則として三段階にしたい。
希望配給価格もこれに準じて調整をするつもりでございます。次は先ほど大臣の御説明にありました徳用米の関係でございますが、陸稲玄米からとれる精米と水稲の五等玄米からとれる精米が十キロ七百七十円、準内地米が七百四十円、普通外米は現行通りでございますから。
もちろんその地域分けの前提といたしましては、昨年の十月から始めました希望配給価格もございます。そういう点も考慮はいたしております。もちろん開き方につきましては、コストの相違ということもございますけれども、そのほかに主たる基準といたしましては小売物価の中の主食を除く食品の価格、これがやはり地域によって若干の開きがございます。そういうものも参酌いたしたのであります。
それからもう一つ参考になりますのは、現在やっております希望配給価格の地域差ということもございます。そういうことを勘案して、こういう開きにいたしたのであります。
そのことは、すでに昨年のちょうど今ごろ、希望配給価格に地域差をつける必要があるということになって現われておるわけでありますが、今四は基本配給につきましても、そういうことを一つ適用するということにいたしたらどうかというのが根拠であります。
従いまして、かりに、希望配給価格を上げるというようなことにいたしましても、幾ばくの益にもおそらくならないだろう。
それから、消費者価格につきましてちょっと申し落したので、申し上げますが、八円五十銭値上げをしてしかるべきかどうかといったようなことの御質問でございましたので、申し述べますが、これは一升当りの現在の基本配給価格と、希望配給価格、これは地域差がございますので、その地域差を平均いたしました希望配給価格でございますが、それとの差額でございまして、希望配給価格と基本配給価格の差額が、ほほ、一升当りにすれば八円五十銭
米の配給制度の改革の問題を御指摘になりましたが、これにつきましてはいろいろの見方もあろうかと思いますが、要するにこれは希望配給価格というものなり、その数量の調整によりましてむしろ現実の取引されております市場価格というものに大体さや寄せされているというような格好になっておりまして特に影響の大きい労務加配等につきましては、今後は職場配給というような形で、特に一番従来から数量の大きかった炭鉱の坑内夫等につきましては
そういう点につきましても現に佐賀もしくは長崎、これらの炭鉱地帯の人は、それぞれの所属する県の希望配給価格がきまるわけでございますから、それによって従来労務加配をとっておられた人が全部百二十円の米をとるように変るわけじゃないのでございます。そういう点も一つお考え願いたい。港湾労働者の諸君にいたしましても、港湾労働者の諸君が全部神奈川、東京だけにいるわけじゃございません。
これは先行き下る要素もございますので、三十二米穀年度からは十日分は基本配給いたしますけれども、うち二日程度は普通外米になるということになりますので、全国を通じますというと基本配給価格で配給される米は大体八日分の内地米が基本配給価格で配給され、あと二日は希望配給価格で配給されることになるのではないかと計算上は考えております。
この価格に比べて麦価をきめていく、そういうことにすれば米価を麦価のつり合いはとれて参りまして、希望配給価格と今の麦の値段との価格差の適正なものを求めてそこに持っていきたい、これが私の希望であります。
こういう状態はよろしくないのでございますから、なるべくやみ米を下げて、希望配給価格も下げる。これを下げるのと並行して外米もしくはパン、うどんの値段を下げていく。そうしてこれを並行して下げて持って参りまして、一定の今の配給価格の程度まで希望配給値段が下げられるというようなことになれば、一番理想であります。少くとも一升百十円前後のところまでは下げていきたい。
そこでどうしてもやみ米はむろんなくさなければならぬ、やみ価格は押えなければなりませんから、そこで先般農林省で実施いたしました米の希望配給価格、すなわち一升百二十円、これを私は多少下げてもいいんじゃないかと思っているのであります。
○東隆君 希望配給価格を百二十円にする問題について奥さんからお話がございました。私も百二十円にするのは、配給の建前からいって、政府は食管会計の赤字をなくするために考え出されたことであって、そうしてほんとうに国内の食糧問題を考えた場合には、それとは別な形が出るのではないか、こういうふうに考えているわけであります。
○石山委員 増税しないといいましても、一升百十円の米を希望配給価格百四十円によって百五十万石も売るとか、二百万石も売るということになれば、これは事実上の増税と同じだ。国家が経営するもの、国家が価格を決定するもの、専売公社その他において、それが事実上値上げをするという可能性が生まれようとする場合は、これは増税と同じものではないのでしょうか。