1957-02-15 第26回国会 衆議院 商工委員会 第3号
もっとも設備の近代化については、中小企業の多絹、人絹織布部門等については、あるいは耐用年数の短縮あるいは償却期間を短縮するということよりも、もっと直接的に近代化によって設備を入れかえるということがさらに近道であるという点もありますので、そういう点についても予算が増額されておりますので、できるだけ力を入れていきたいと思うのであります。
もっとも設備の近代化については、中小企業の多絹、人絹織布部門等については、あるいは耐用年数の短縮あるいは償却期間を短縮するということよりも、もっと直接的に近代化によって設備を入れかえるということがさらに近道であるという点もありますので、そういう点についても予算が増額されておりますので、できるだけ力を入れていきたいと思うのであります。
こういう考えでございまするし、従来またこの織布部門等において生産制限などをやる場合には、十台以下の機を持っておる極小の業者は生産制限の実はワク外に置いておるような例もございまして、そういうふうな配慮は従来もはかっておるわけでございます。
○石橋国務大臣 ほんとうの目的は、日本の繊維産業が、御承知のように、ことに織布部門等において乱立して、非常な共食い競争でありますから、これを一つ何とか正当にいたしまして、日本の繊維産業の輸出にしっかりした基盤を与えたい、こういうのが根本の考え方であります。
○川野政府委員 お説のように、織布部門等におきまして、自主的にいろいろやることにはなっておりまするが、ここにも規定しておりますように、非常に若干ではございますが、政府もある程度の補助をいたしまして、そうして織布部門の機械等の整備をやる、こういうことにいたしておる次第であります。
またここ数年の需給関係から見て、明らかに過剰になっております設備は、やはりその状態を是正してこれを処理していくことが必要だと思いますし、特に中小企業の多い織布部門等につきましては、織機の過剰という事実は疑うべからざるものであります。また古い織機が相当あるということも事実でございます。
輸出産業の大宗である繊維産業については、設備の登録制と、過剰設備の処理を実施してその安定をはかり、繊維製品輸出の円滑な遡行を確保する方針であり、これがため、昭和三十一年度予算案には織布部門等中小繊維工業の設備調整の助成のため、一億二千万円の予算を計上するとともに、繊維工業臨時措置法案を本国会に提案する予定で目下準備中であります。
次に、輸出産業の大宗であります繊維産業については、設備の登録制と過剰設備の処理を実施いたしまして、その安定をはかり、繊維製品輸出の円滑な運行を確保する方針であり、これがため昭和三十一年度予算案には、織布部門等中小繊維工業の設備調整の助成のため一億二千万円の予算を計上するとともに、繊維工業臨時措置法案を本国会に提出いたして御審議をわずらわしたいと存じております。
それから繊維産業の整備費とございますが、これはあるいは新しい問題で十分なお話がいってないかと思いますが、御承知のように繊維産業には紡績部門を初めといたしまして、織布部門等におきましても相当な過剰設備がございます。これを何らかの形で整理いたしませんと、いつまでたっても業界は安定いたしません。