2021-02-17 第204回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第2号
これは極めて重要な御提言だなというふうに考えておりまして、かつては公営市場があって、そこが流通の拠点を担っていて、この多品種の流通に寄与してきたわけでありますけれども、今は、もう市場経由率もかなり下がってきて、産地直送で相対取引が主流になっておるということだと思います。
これは極めて重要な御提言だなというふうに考えておりまして、かつては公営市場があって、そこが流通の拠点を担っていて、この多品種の流通に寄与してきたわけでありますけれども、今は、もう市場経由率もかなり下がってきて、産地直送で相対取引が主流になっておるということだと思います。
また、その市場での取扱量、市場経由率も減少しておりますけれども、これは先ほどお話もありましたように、日本が市場開放で生鮮食料品の輸入が増大して国内の生産が減少したということが基本的な大きな原因なんですけれども、そうはいっても、二〇一五年現在を見ますと、中央卸売市場は四十都市に六十四市場あり、地方卸売市場は千八十あるわけですね。このうち公設市場が百五十六あります。
○政府参考人(井上宏司君) 統計データが数量ベースのものとなってございまして、金額ベースでの市場経由率は推計が困難でございます。
中央卸売市場法が一九二三年に制定されて以降、集荷面では、卸売市場経由率が最も高い国産青果を見ると、現在でも約八五%が市場を経由するなど、卸売市場の機能とされる集荷、分荷、価格形成、代金決済、情報受発信を担う等、重要な役割を担ってきました。しかし、食品流通構造の変化により市場外流通の比率が高まってきており、卸売市場への依存度が年々低下をしてきております。
国民の食生活の変化、小売店の減少、大規模小売店の展開、加工食品の増加、食品の市場経由率の減少などです。ちなみに、水産物の市場経由率は、昭和六十年におおむね七七%だったものが現在では五〇%程度、青果では、同じく八五%が六〇%程度まで下がっております。複数の市場の仲買人の方から、物が少ない、物がないという話も伺ってまいりました。
まず、前段として、よく話題になります市場経由率についてでございますけれども、国の調べでは、青果物全体の市場経由率は六〇%、果物が五〇%で、野菜が七五%とされておりますけれども、この計算の根拠の分母が、実は、輸入果実ですとかあるいは果汁、例えばブラジルから来るオレンジの果汁、あるいは菓子に入っている果汁等も含めたものの分母、その上で市場に経由するものは何%あるかというのが市場経由率であります。
まず、このような市場経由率の低下の原因、背景はどこにあるかというのが質問一点目です。そして、法改正により、この市場、再び活気を取り戻すことができるというふうに考えているのか、見解をお尋ねします。
今回、この法案の説明のときに若干気になったのでございますけれども、市場経由率の話がございました。
委員御質問の卸売市場につきましては、依然、青果、水産ともに市場経由率が五割を超えておりまして、さまざまな形で意義、役割を有していると考えております。
○山本(有)国務大臣 国内の生産者の生産額が九・二兆円で、卸売市場に入っていく取扱高が六・七兆円でございますから、大体、青果で六〇%、水産で五四%の市場経由率ということでございます。そのことを考えれば、これは欠かせられない大変重要な存在であるという認識でございます。
本研究会におきましては、卸売市場が水産物流通の重要な機能を担っている一方で、市場経由率が低下しているということで卸売業の売上げも低迷しているといったことから、まず水産物流通のあるべき姿、卸売市場の改革の具体的方策、水産物卸売業の経営改革の具体的な方向を検討しようとするものであるというふうに聞いているところでございます。
市場経由率を上げるためには、輸入農水産物をどうするか、これは自給率をどう上げるかということが一つの問題でございます。あるいは、食の外部化をどうするかという問題があるわけでございます。この二つの観点から、もっと腰を据えた、息の長い対応が求められていると私は思うわけでございます。
改正案の核心部分は、市場経由率の低下、市場関係者の経営悪化という事態に対し、規制緩和によって市場の競争力の強化を図り、もって市場経由率の回復と市場関係者の経営改善を図るというものが骨格になっておるというふうに受けとめさせていただきました。まさに竹中平蔵流の問題意識と処方せんであると思いますが、こうした考え方では問題を解決することはできません。
しかし、それでもなお、我が国における市場経由率は、諸外国に比較をすればまだ高い水準にあるということも仄聞をいたしているところでございます。 そこで質問をいたしますけれども、これは、本来あるべき市場経由率というものはあるんでしょうか、こういう数字は。これが存在するものかどうか。また、本改正によって現在の市場経由率はどこまで引き上げられるというふうにおっしゃるんでしょうか。
卸売市場は、国民生活に不可欠な生鮮食料品等の流通の円滑化を図る上で重要な役割を果たしておりますが、近年、卸売市場経由率の低下や市場関係者の経営悪化が進んでおります。
まず、卸売市場法の一部を改正する法律案は、近年における卸売市場経由率の低下や市場関係者の経営悪化、国際化の進展を踏まえた国内農水産物の生産、流通を通じた構造改革の必要性、消費者の安全、安心に対する関心の高まり等に適切に対応するため、卸売市場における取引規制の緩和及び適正な品質管理の推進、卸売市場の再編の円滑化等の措置を講じようとするものであります。
○小川勝也君 局長がにこにこしていましたので更にお伺いしたいと思いますけれども、市場経由率が下がっていく中で、この法改正でむしろ、失地回復じゃないけれども、上げていくんだという思いがあるのか、それとも下げ幅が小さくなればいいなと消極的な思いなのか、どちらかお伺いをしたいと思います。
○千葉国男君 今日、我が国の中央卸売市場は、市場外流通の急増により市場経由率の低下、それから取扱金額の減少、代金決済期間の長期化など、様々な問題を抱えていると言われております。これらの諸問題を今回の改革でどう克服しようとなされているのか、お伺いをしたいと思います。
○小川勝也君 市場がどのぐらい役割を果たしているのかということを数字で表す指標として市場経由率というのが挙げられると思います。
卸売市場は、国民生活に不可欠な生鮮食料品等の流通の円滑化を図る上で重要な役割を果たしておりますが、近年、卸売市場経由率の低下や市場関係者の経営悪化が進んでおります。
食の流通の大きなかなめである市場、経由率でいえば七割というふうに言われているんですけれども、これを一体どうしようとしているのか。なくそうとしているのか、仲卸さん、そして卸売さんを場外業者化しようとしているのか、全くよくわからないというのが今の仲卸業者さんたちの将来不安だと思うんです。まずもって、この将来不安にぜひともこたえていただきたいというふうに思います。
しかし、近年におきまして、今のお話の、市場経由率が下がってきておるとか、あるいは取扱金額が減少している、また業者の経営悪化、こういう事態が発生をしておるわけでありまして、そういう面、また近年の国際化の進展、こういうこともあるわけでありまして、卸売市場におきます流通の効率化を推進する、これは大変必要なことでありますと同時に、食の安全、安心に対する要請の高まりも高いわけであります。
そういう意味では、いわゆる流通状況の変革の中で、卸売市場経由率が下がっているとはいいながら、その機能というものは私は基本的には、いわゆる弱小農家が農業生産をやっている中では、どうしてもその決済機能というふうなものは維持してほしいなと。
また、今後は、ニーズに合わせて多元的、効率的な野菜の流通形態をとる必要があると思いますが、現在でも八〇%の市場経由率であります卸売市場の、需給の均衡ないし価格形成に果たします市場機能を弱めることにつながらないかどうか、危惧されるところであります。
市場経由率もだんだんに下がってきて、今七一、二%でしょうか。 そんな状況でございますので、流通の面で近代化、経営の強化をするためには、ある程度やはり市場を統合していくというふうなことがこれから先は必要だろうと思いますし、その統合後の市場が、それぞれの地域なり漁業に応じて、特色のあるタイプでなければいけないと思います。
このような状況にあるのは、先ほど来当委員会でも御論議されておりますように、消費が近年非常に低迷しているということが大きな背景である一方、仲卸業者の方が今までお得意先としてきた専門店、八百屋さんでありますとか魚屋さんという専門店が減少しているということ、それと市場流通、先ほど先生から生鮮食料品の七割程度が市場を流通して生産から消費に渡っているという御指摘がございましたが、この市場経由率がいろんな形の市場外流通
○福島政府参考人 ただいま先生の御指摘がありましたように、産地の大型化なり、量販店の比重の増大等によりまして、市場外流通がふえておりまして、この十年間で市場経由率は一〇ポイント程度低下して、青果物、水産物で七割程度となっております。 生鮮食料品といいますのは、御案内のように、腐りやすい、あるいは豊凶変動が激しいという商品特性があるわけでございます。
○政府参考人(福島啓史郎君) 現在、国内全体の流通量に占めます卸売市場取扱量の割合、つまり卸売市場経由率でございますが、青果及び水産ともこの十年間で約一〇ポイント低下しておりまして、七割程度となっております。