1968-04-23 第58回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
現在、国の補助を受けて私どもの全漁連、市場卸売り人、そして消費地冷蔵庫の共同運営で冷凍水産物流通改善事業、つまり冷凍魚を生産地で製造し、それを消費地冷蔵庫に保管をして、水産物価格の高騰のときに放出するといった機能を、二年前から東京、大阪において実施しておりまするが、系統団体と市場消費地冷蔵庫の合作の仕組みの矛盾等、運営上いろいろと問題を持っておることも事実でございます。
現在、国の補助を受けて私どもの全漁連、市場卸売り人、そして消費地冷蔵庫の共同運営で冷凍水産物流通改善事業、つまり冷凍魚を生産地で製造し、それを消費地冷蔵庫に保管をして、水産物価格の高騰のときに放出するといった機能を、二年前から東京、大阪において実施しておりまするが、系統団体と市場消費地冷蔵庫の合作の仕組みの矛盾等、運営上いろいろと問題を持っておることも事実でございます。
問屋機能をほとんど果たしていない市場卸売り人に、このような高率の手数料は必要ではないのではないか。松野前農林大臣も、手数料が高いと指摘したが、この問題はその後どうなったのか。うわさによれば業界がもみ消しに働いた、それでさたやみになっているというが、現行料率が妥当というならば、その根拠を明らかにしてもらいたいと思うのです。
これらの独占資本的巨大漁業会社は、自社の支配する流通力を確保せんとして、中央卸売り市場卸売り人の系列化を生じ、ことに経済力弱小な地方市場独占の傾向がますます各地に露呈をされつつあります。いまにして対策を講じられなかったならば、市場機能の私的独占は公正なるべき流通機構とその取引を破壊するものであります。