1999-10-13 第145回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
この二次調整金やあるいは市価参酌を含めまして、今後の粗糖輸入のあり方につきましては、先ほど大臣から御答弁ありました新たな砂糖・甘味資源作物政策大綱の中で、精製糖企業等の関係者と具体的な検討を進めまして、この十二月を目途に取りまとめていくというふうになっておりますので、その方向で検討を進めてまいりたいというふうに考えているわけでございます。
この二次調整金やあるいは市価参酌を含めまして、今後の粗糖輸入のあり方につきましては、先ほど大臣から御答弁ありました新たな砂糖・甘味資源作物政策大綱の中で、精製糖企業等の関係者と具体的な検討を進めまして、この十二月を目途に取りまとめていくというふうになっておりますので、その方向で検討を進めてまいりたいというふうに考えているわけでございます。
いろいろあるわけですが、まず申し上げなければいけませんのは、五十七年三月末で特例法が失効したことによりまして、精糖業界、輸入砂糖を精製する業界でございますが、これが過当乱売競争を行ったというようなこと、それから、国産糖のうちてん菜糖が市場最高の六十一万四千トンと五十七年になりまして、てん菜糖の需給が均衡を失したようなことなどによりまして、市況が一年余り低迷しまして、その結果として国内産糖に対する市価参酌調整金
それで、生産の意思もないそういう者からは取り上げてしまえばいいじゃないか、こういうことでございますが、先ほど申し上げましたように、一定数量の意味は先ほど申し上げたとおりでございますが、それを超えた場合には市価参酌の調整金を徴収する。それはどういう観点からかといえば、需給関係というものに影響を与えるその程度に応じてということに相なっておるわけでございます。
それは結局、国内産糖の売り戻し価格に対しまして影響を与えますので、この市価参酌の財源といたしまして、今の一定数量を超えるものには市価参酌調整金を徴収すると、こういう意味を持っておるわけでございます。
ただ、もう一つ先生の御指摘の点は、そういったことではなくて、市価参酌ということによる赤字というものが最近多いんではないかという御指摘ではないかと思うわけでありますが、その点は確かにございまして、過去における調整金収支の赤字も、その原因はその数量の見込みが実績に合わなかったということももちろんベースにございますが、予定以上に市価参酌が出たというようなことがあって赤字になったということもあるわけであります
○政府委員(渡邊文雄君) 法律案にもございますように、市価参酌用の調整金を私どもお願いをしております背景にございますのは、最近の砂糖をめぐります情勢の変化を背景に、現在の糖価安定制度上二つの問題が生じてきたと、一つは、いろいろな事情で輸入糖が激減をしてきたということになりますと、従来輸入糖にお願いをしておりました国産糖の不足払いの財源の一部を御負担願うという姿が、輸入糖が激減をしてまいりますと、大変
○下田京子君 単年度だけで市価参酌によって百二十七億円の赤字が出たということですね。そうしますと、五十五年度の場合見てみますと、これは市価が非常に低迷していたわけです。
委員会におきましては、甘味の需給動向、異性化糖を事業団売買の対象とする理由、市価参酌の意義等について質疑が行われました。 質疑を終わり、別に討論もなく、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、各会派共同提案による附帯決議を全会一致をもって行いました。 以上御報告申し上げます。(拍手) ―――――――――――――
第二は、さきに述べました市価参酌措置を円滑に行うため、輸入糖及び異性化糖の蚕糸砂糖類価格安定事業団の売り戻し価格につきまして、その特例措置を定めることであります。すなわち、砂糖の市価がいわゆる形成糖価を下回っている場合等において、各企業につき一定の数量を超える輸入糖及び異性化糖についての売り戻し価格は、通常の売り戻し価格に一定額を加えた額とするものであります。
第二に、国内産糖の事業団の売り戻しに当たっての市価参酌措置を円滑に行うため、砂糖の市価が、いわゆる形成糖価を下回っている場合等において、各企業につき一定の数量を超える輸入糖及び異性化糖についての売り戻し価格は、通常の売り戻し価格に一定額を加えた額とすることとしております。 この一定額は、砂糖の供給数量の増加が砂糖の市価等に及ぼす影響の程度を考慮して定めることとしております。
これは条文の中身ですが、十八条の六の二項の調整率、それから三十二条の異性化糖に対する市価参酌調整金額なんですが、これは異性化糖メーカーは、先ほどから何度も言いますように、非常に零細業者も含まれていることですので、そうした企業への負担になるようなことになっては困る。この辺に対してはどういうふうに考えていらっしゃるのか。
しかし、市価参酌調整金ということになりますればこの運用がかなり問題になってまいります。これもきわめて常識的に判断をするならば、一定の需給調整機能というものに目標を置いてそういう方向でこれが運営されていかないと、せっかくの市価参酌調整金が運用できない、こういうことになります。
今回の改正案では、市価がある一定水準以下に下落した場合に通常年の売買数量を超える数量について市価参酌調整金というのを課することになっているわけです。これは需給調整効果をある程度上げるということではないかと理解をしているのですが、市価参酌を適用する際の大臣の定める企業ごとの通常年におけるいわゆる数量、これはどの程度のことをお考えになっているのか、お聞かせをいただきたいと思うのです。
第二は、さきに述べました市価参酌措置を円滑に行うため、輸入糖及び異性化糖の蚕糸砂糖類価格安定事業団の売戻し価格につきまして、その特例措置を定めることであります。すなわち、砂糖の市価がいわゆる形成糖価を下回っている場合等において、各企業につき一定の数量を超える輸入糖及び異性化糖についての売戻し価格は、通常の売戻し価格に一定額を加えた額とするものであります。
そこいらをどう大臣はお考えなのか、もう少し明らかにしていただきたいし、あるいは市価参酌調整金制度といいますか、これを取り入れることによって特例法の機能というか、そういう面を補てんをしていくということ、われわれはこのことには若干疑問を持っているわけです。
しかし、別途先生もいまちょっとお触れになりましたいわゆる市価参酌についての一つの措置を私どもも案の一つとしていま検討中でございますが、これは需給調整措置というものをねらうというものではございませんでして、競争によりまして市価が下がりますと、現在の糖価安定制度上事業団が売り戻し価格の決定に際しまして市価を参酌して行うということになっております関係上、その絡みにおきましての事業団の財政支出が若干ふえます
事業団は、この精糖企業からコストに見合った価格で一たん買い入れて、これを市価に見合った価格で、若干市価参酌ということでその間調整があるのでございますが、売り戻します。要するに、企業努力をすればその価格でもって引き合うだろうという価格で売り戻すわけでございます。ところが、沖繩でつくったものは粗糖でございます。これを売る相手先は、国内の精製糖業者でございます。
これを市価参酌をしてさらに売り戻しをする中で一応下限が決められておりますので、私はその点、去年は百九十何円ですか、ことしは百八十五円でありますから、それを現在下回っておりますから、これはやはり無謀な外糖の輸入、それから特に最近の情勢を見ますと、この法案が通ったらある程度砂糖の価格が上向きになるだろうというようなことで、非常に駆け込み輸入をどんどんしているといううわさも立ってございます。
上記のほか、甘蔗糖の事業団売買にあたりまして、いわゆる逆市価参酌というものを従来行なっておりませんでしたが、この逆市価参酌を行なうものといたしまして、四十九年産のサトウキビの特例措置といたしまして、参酌率を四六・六%——従来はビートでは七〇%ということでやっておりましたけれども、四六・六%とするほか、国内産の国産糖メーカーの販売努力によりまして、以上合わせまして、生産奨励金を三千八百円を支出するということにいたしたわけでございます
なお、この決定と同時に四十九年産てん菜の作付面積が大幅に減少をしております事態に対処いたしまして、来年産のてん菜の作付面積の増加をはかるために糖価安定事業団が売り戻すてん菜糖の市価参酌率を七〇%から二〇%に引き下げる等の措置によりまして、次のように措置することになりました。 一つは、四十九年産のてん菜に対しましてトン当たり千円相当分を報償金として加算して支給する。
そういう事情から、今回に限りまして、従来の市価参酌率というのを七割見ております。それを二〇%にいたしまして、残りの八〇%の相当部分——具体的に言いますと約六〇%、それを、一つは、てん菜の原料のほうでございますが、トン当たり千円相当分を報奨金として加算して支給するということに決定をいたしました。
○森説明員 糖価安定事業団で行なっております調整金のいわゆる市価参酌という点でございますけれども、従来、計算のコストよりも下がった分について、事業団でその七割分を見ておる。それの合計が五十七億。それに対しまして、調整金として、収入として入ってきたものが二十九億。そういうような関係で、別に事業団がもうけておるわけではなく、事業団は損をしておるわけでございます。そういうことが従来もございました。
、国内産糖は非常に高いということで、輸入糖の波を国内産糖がもろにかぶっては日本の国内糖が成り行かないということからして、輸入粗糖の国内価格と国内産糖の価格とを同一水準に、大体均衡あるものにして、そしてその安定帯価格を設けて機能させて、国内産糖を保護していく、こういうたてまえから設けられたものでございまして、現に、輸入粗糖等が非常に低位で推移してまいりましたときには、国内産糖につきましてもいわゆる市価参酌
それから、もし値段が高くなったときには事業団には売らなくてもいいのではないかということ、これはおっしゃるとおりでございまして、仕組みの上では売る必要がないわけでございますけれども、これも御質問の中にございましたように、すでに国産ビートにつきましては市価が非常に安くて、いわゆる形成価格で売れないということから、長い間市価参酌という制度を活用いたしまして、事業団から補給金を流してきたわけでございますが、
それから、先ほどの御質問は逆市価参酌の御指摘だろうと思いますが、確かにいま非常に値段が上がっておりまして、てん菜糖につきましては、これは市価が非常に上がっておるということで、その中で、従来下がっておりましたときに、市価参酌と称して、市価と見合い、市価としての理論値との間の差額の七割を糖業者に返しておりましたが、それが逆になりましたので、逆に逆七割を事業団に納めさせるというふうなことで、いま御指摘のように
これは先生も御承知でしょうが、最近そういうこともおもんばかりまして市価参酌といったようなことを特に実施したというような経緯もあるわけでございます。
そこで、実は最近のいろいろな実情の中で、一つは糖価安定の制度の中で、これも輸入糖との関連で、一定の安定帯をきめて政策を実行しておるわけでございますが、その市価が必ずしも他の農産物に比べて高くないというふうなことから、ただいま御指摘いただきましたように、とりあえずの対策といたしましては、市価参酌率を九〇%に引き上げることによって、当面の対応策を考えたわけでございますけれども、しかしながら、歩どまりの悪化
先般来いろいろ陳情申し上げて、過去において市価参酌の問題が非常に大きく取り上げられ、従来市価の七〇%しか計算をされておらぬものを、生産者並びに企業は、一〇〇%参酌をしていただきたいという要請を重ねてまいりましたが、今回、農林省の御努力によりまして、急遽九〇%まで参酌が行なわれるということに対しては、私はこの席から厚くお礼を申し上げ、ビート対策に対する農林省当局の御熱意に敬意を表する次第でございますが