1997-03-26 第140回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
○説明員(竹中美晴君) 飲用牛乳市場といいますのは、牛乳の消費が季節とか天候によって非常に変動しやすいということの上に、生産者団体による市乳化率向上の要求とか、乳業者間の飲用牛乳のシェア争いとか、今御指摘ございましたような量販店での安売り等の要因等もございまして、ともすれば価格の面で混乱が生じやすいという性格がございます。
○説明員(竹中美晴君) 飲用牛乳市場といいますのは、牛乳の消費が季節とか天候によって非常に変動しやすいということの上に、生産者団体による市乳化率向上の要求とか、乳業者間の飲用牛乳のシェア争いとか、今御指摘ございましたような量販店での安売り等の要因等もございまして、ともすれば価格の面で混乱が生じやすいという性格がございます。
その上に生産者団体による市乳化、市乳の方に回す市乳化率向上の要請が強い。あるいは乳業者間の飲用牛乳の市場でのシェア争いというような問題もございますし、さらに量販店での目玉商品としての利用、そういった要因がありまして、ともすれば価格面で混乱が生じやすい、そういう性格を有しているものでございます。
○説明員(佐野宏哉君) 加工原料乳の保証価格の算定の基礎になる生産費をどの範囲でとるかということは、これは加工原料乳の不足払い制度ができまして以来、ずっと主として加工原料乳の生産に依存しておる地域の生産費をもとにして計算をするということにいたしておりまして、そのメルクマールといたしましては、直近五年間の市乳化率の平均が五〇%未満であるということを尺度としてまいりました。
本年はルールによりますれば一道にならざるを得ないという状況にあるわけでございますが、この地域の差、これをどう考えるかということ、これは主要な加工原料乳地域における生産費をベースとして算定するということになっておるわけでございまして、主要なというのをどういう点で判断するかといいますと、私どもは市乳化率が五〇%以上のところを除く、つまり加工乳比率が五〇%以上のところが主要な加工乳生産地域だというふうに考
一道六県というような御指摘がございましたが、たとえば福島にいたしましても五十年を例にとりますとすでに六三・五%というような市乳化率になっておりますし、青森にいたしましても六六%、山形が七一%、鳥取が七八%というような高い市乳化率になっております。
第一番に、まず、加工原料乳の保証価格の算定方式については、加工原料乳生産者補給金等暫定措置法の趣旨に即し、主要加工原料乳地帯における生乳の再生産を確保することを旨として、価格決定年次におけるこの地帯の生乳の推定生産費を基礎とすることは従来と同様でありますが、主要加工原料乳地帯につきましては、最近における市乳化の進展にかんがみ、従来の一道四県から市乳化率の高まった一県の山形県をはずし、一道三県といたしております
それは加工原料乳と飲用乳価の大きな差、北海道では市乳化率が大体一割ぐらい、一〇%と、こういわれておるわけですけれども、これはやっぱり飲用乳の促進をはかるということが大きな問題だろうと思うのです。
ただ、最後に申し上げました二県につきましては、最近五カ年間の市乳化率を計算いたしますと、それぞれ五三%を上回っておるということでございまして、いわゆる加工原料乳地帯という地帯は、生乳生産の相当部分が加工原料乳に向けられるということでございまして、相当部分というのは二分の一をこえるものということですから、これはいわゆる市乳地帯という解釈でございまして、今回は計算上はずしたわけでございます。
○太田政府委員 実は生乳の輸送の問題は、かねてから市乳化率の低い加工原乳地帯から、特に夏場の需要期等におきましては大消費地へ供給するということを将来考えなければいかぬのではないかという課題になっておったわけでございまして、現に、たしか三十八年と九年でございましたか、北海道におきまして、メーカー、それに農業団体、国鉄も協力いたしまして、実験事業をされた事例があることはわれわれも承知をいたしております。
○倉石国務大臣 農林省でいまお話しのように、大消費地で今後も引き続いて牛乳の飲用需要の増大が見込まれるわけでありますから、将来遠隔地にあります市乳化率の低い地帯から——つまりいまのような地域でございますが、供給が円滑に進む道を検討しなければならないことはもう当然のことでございますが、このための長距離輸送試験は、過去においても試みられておりますし、生乳の品質保持の面ではある程度可能であるという結論が出
ここが非常にわれわれの苦心の存する、またむずかしい点でございまして、さような点で、たとえばある県につきまして限度数量を設定いたしました場合に、もちろんそれが加工原料乳地帯あるいは限度数量をオーバーした地帯が、その努力をしていないというのではありませんけれども、市乳化率を高めて限度数量のワク内に入れてきたという県もあり得るわけでありまして、そのような観点から、やはりその生産の指針を与えるという効果も考慮
○説明員(立川基君) ただいまお話のございました点でございますが、四十年度の市乳化率を国内生産で申し上げますと、五八・五%、四十一年度は六丁三%、四十二年度が六二・六%、というふうに国内におきます市乳の消費の率は非常に増大しておるわけでございます。
また、一七ページの表に見まするように、市乳化率は年々下降する傾向に置かれておるわけでございます。このため、不足払いの対象乳量は年々増加をいたしまして、政府の財政負担がますますふえるというまことにおかしな、奇怪な事態が発生いたしておるわけでございます。このことは、不足払い法制定の趣旨に全く背反した現状と言わざるを得ないのでございます。