1980-03-18 第91回国会 衆議院 商工委員会 第7号
しかし、現実をながめるときには本音とたてまえがありまして、わが国の経済政策の戦後から今日までを振り返りまして見たときに、国家意思はいわゆるアメリカの戦略的な必要性からか、わが国の国家目標でありましたそれまでの富国強兵主義をすっかり壊滅させてしまいまして、それのかわりといたしまして富国一本化、そして国際競争力の強化のために、国策的に巨大金融資本、巨大商社、巨大産業資本、そして政府から成るところの四位一体的
しかし、現実をながめるときには本音とたてまえがありまして、わが国の経済政策の戦後から今日までを振り返りまして見たときに、国家意思はいわゆるアメリカの戦略的な必要性からか、わが国の国家目標でありましたそれまでの富国強兵主義をすっかり壊滅させてしまいまして、それのかわりといたしまして富国一本化、そして国際競争力の強化のために、国策的に巨大金融資本、巨大商社、巨大産業資本、そして政府から成るところの四位一体的
政府は預金部資金の活用といたしまして金融債の引受を考慮しておるようでありますが、これは巨大産業資本家が利用するだけでありまして、預金部資金本来の性質である零細な預貯金にふさわしい農林、漁業、中小企業への利用を軽視する結果になりはしないか。この種資金の運用についてどのような方式をお考えになつておりますか。大蔵大臣の御説明をお願いしたいと思います。 次に公務員の給與改善問題についてお尋ねいたします。
(拍手)この深刻なるデフレの現状を前にして、なおかつ蔵相が、総理と同じく、インフレーシヨンは現段階においてその進行を停止し、国民経済はここに安定正常化したと言うならば、私はあえて問う、政府のいわゆる国民経済とは、金融資本、巨大産業資本の経済を意味するのであるか。