2014-11-07 第187回国会 参議院 本会議 第6号
さて、顧みますと、我が国は池田内閣の下で所得倍増計画が実施されたことを機に、工業重視の政策が推し進められるようになりました。そのため、多くの労働力を地方に求めた結果、都市部への人口流入が大幅に増え、いびつとも言える一極集中型の社会が現出することになったと理解をいたしております。
さて、顧みますと、我が国は池田内閣の下で所得倍増計画が実施されたことを機に、工業重視の政策が推し進められるようになりました。そのため、多くの労働力を地方に求めた結果、都市部への人口流入が大幅に増え、いびつとも言える一極集中型の社会が現出することになったと理解をいたしております。
おっしゃるとおり、工業重視、私もそう思いますが、しかし若干やむを得ないところがあったのかなと。農業が多い終戦直後、どうにもならぬということで工業化の道を歩んだ。それはそれなりに国民の所得も国の力もついてきたと思うのでありますが、やはりこの辺で、今先生お話しのように、そういうものを農村にどう還元して、新しい、すばらしい環境の農村をつくるかというところに本当に力点を置かなければいかぬ。
特にいわゆるそういった重工業重視の時代のときには、経済成長のパターンとして三十七、八年ごろは意味があったでありましょうけれども、それから経過をして、今この辺できちっとチェックしあるいはまた選択し廃止していくべきではないか、このように私は提言するのでありますけれども、大臣の御所見を伺いたいと思います。
繊維産業は、日本の近代化の推進力として明治以来大きな役割りを果たしてきたにもかかわらず、現在では政府の重化学工業重視の政策によって日の当たらないところに追いやられ、深刻な危機に陥っています。この中で政府は、ファッションの多様化に対応できる知識集約化を進めるということで、アパレル産業の振興ということを打ち出しておられます。
ただいま原委員から御提起がありました現代化路線との関係でございますけれども、この四つの現代化路線は、御承知のとおり、農業、工業、科学技術、国防の四つの分野についての現代化を図るということでございまして、必ずしも重工業重視路線とは言い切れない面があるかと思います。
また、いまのお話ですと、従来の関係、あるいは千葉の調査をしましたところにも、相当の空地、増設の余地を残しておるというところもあるわけですが、また国の産業政策として、今後の重工業重視の産業政策をどう変えていくかというような大きな問題もあるわけですけれども、現状維持ということはないわけでありまして、低経済成長の時代になりましても、増設ということは考えられるわけでありますが、どういうふうな将来の見通しか。
○馬場委員 相当この点については議論をしたいのですけれども、質問でございますし、時間もありませんが、やはり何としても日本のいまの自民党の政治というものは工業重視、農業軽視、そういう政治が行なわれておる、それがたまたまこういう就業人口にも影響してくる、私はこういうぐあいに思うのです。
すなわち、六〇年代の地域開発は、工業重視と生産能力増強を目標として進められましたが、それは、結果として、驚異的な高度成長をもたらしたとはいえ、一方において、住むに住めない環境破壊をつくり出したのであります。農業の持つ任務が国民食糧確保という大前提に立つことは論をまちませんが、いま新たな任務についての認識をしなければならないときだと考えます。