1971-05-20 第65回国会 参議院 大蔵委員会 第21号
○参考人(佐々木直君) それでは、金の問題について御説明申し上げますけれども、いまの二重価格制度では、工業用金その他を買うための市場というものとオフィシャルなものとの二重になっておるわけでありまして、ですから、自由市場というものはいま一つあるわけです。日本が工業用金などもそこで買っていま輸入しておるのが実情でございます。
○参考人(佐々木直君) それでは、金の問題について御説明申し上げますけれども、いまの二重価格制度では、工業用金その他を買うための市場というものとオフィシャルなものとの二重になっておるわけでありまして、ですから、自由市場というものはいま一つあるわけです。日本が工業用金などもそこで買っていま輸入しておるのが実情でございます。
○水田国務大臣 工業用金というようなものは、今後二重市場ができましたら自由市場から買うよりほかしかたないと思います。しかし貨幣用金は、これはアメリカが従来と同じように一オンス三十五ドルで売るということでございますので、これのほうは心配ございませんが、工業用は自由市場から買うよりほかないと思います。
自由市場ができるというときには自由市場の金は上がるでございましょうから、民間におけるいろいろ工業用金の問題というような問題は出てきょうと思います。
○大出委員 だから、非貨幣用金あるいは工業用金、どっちでもいい、同じことですから、それを輸入するだけだというならば、何も制度改正まで考えなくたっていいので、これは国有財産局が持っていたって、どうということはない。非貨幣用金を予算上認められたから国際金市場で買います、場所はロンドンです、というだけのことです。
そこで承りたいのですが、ロンドンで何年でしたか忘れましたが、工業用金、いわゆる非貨幣用金を日本が買おうとしたことがありますね。これはある意味で相当フリクションを起こす懸念もあるわけでありまして、相当大きな騒ぎになった実例があるのですが、そこらとの関連で、そうなると、準備比率を高めるということにつながりますから、円価格の問題ともからんでまいります。