1975-03-26 第75回国会 衆議院 大蔵委員会 第22号
当初言われましたことは、結局いまの予測に比べて相当大きな余剰が出てしまうので、この基礎的不均衡を直すためには、石油価格が下がるか、石油の消費が下がるか、工業品価格が上がるか、それしかない。最後の手段は、石油価格を再引き上げに追い込む。そのために、やはり一番目と二番目のところに焦点を当てて基礎的な解決を図っていくよりしようがない。
当初言われましたことは、結局いまの予測に比べて相当大きな余剰が出てしまうので、この基礎的不均衡を直すためには、石油価格が下がるか、石油の消費が下がるか、工業品価格が上がるか、それしかない。最後の手段は、石油価格を再引き上げに追い込む。そのために、やはり一番目と二番目のところに焦点を当てて基礎的な解決を図っていくよりしようがない。
最初に、工業品価格が最近上がり、低開発国からの一次産品の価格は下がっているのではないか、こういう事情がわが国の場合にどのように当てはまっているかという御質問に対するお答えを申し上げたいと思います。
○森国務大臣 九年、十年、十一年に基準年次をとつたのは、あの当時における農産物価格と工業品価格とのつり合いが比較的よくとれておつたという考え方で、一年ではとてもいけないから、九、十、十一と三箇年の平均を基準にしているわけです。