1962-04-20 第40回国会 衆議院 商工委員会 第33号
そういう観点に立ちまして、現在の国内における工場配分などを見ていると、必ずしも立地条件通りにもいっておらないと思います。今特定地域における工業用水道の使用料金は一応前もって明示されておりまして、しかもその水を使い、しかも生産を考えて立地条件がきまっていくというのが現状であろうと思います。なおかつ大阪だとかあるいは東京都とかいうような特殊な都市に工場が集中しておる、こういうのが現状だと思います。
そういう観点に立ちまして、現在の国内における工場配分などを見ていると、必ずしも立地条件通りにもいっておらないと思います。今特定地域における工業用水道の使用料金は一応前もって明示されておりまして、しかもその水を使い、しかも生産を考えて立地条件がきまっていくというのが現状であろうと思います。なおかつ大阪だとかあるいは東京都とかいうような特殊な都市に工場が集中しておる、こういうのが現状だと思います。
どんなに政府があわててやっても、地方の公共団体間の財政が均衡するような工場配分というものはできはしません。ことに資本主義の社会の中でそんなことを言ったってとうていできない相談です。これは一応政府はそんなことを考えて、工場の配置について考えておるようですし、また農業基本法の中にもそんなことを書いておるようです。しかしこれは書いてあるだけであってどうにもならぬ。
一番心配の点は小口の電力につきまして、本年からこれは前年同期の実績を基準にして個々の工場配分をいたすわけでありますが、これにつきまして懸念されるようなお話のような点もあろうかと思いますが、單に実績のみならず、これに可なり修正のフアクターを考慮するということになつております。
これを私の方では工場配分をいたしますが、実際問題としてやりますと、余る工場もあれば足らん工場もある。そうしますと、余る工場の方から足らん工場の方に流すという措置を我々講ずるのであります。それは電力の統制を福岡の商工局でやつておいでになるものだから、出先は福岡の事務所に連絡する。