1951-02-16 第10回国会 参議院 電力問題に関する特別委員会 第4号
そういうふうにしまして、供給力のあらゆる動員をして、なお足りない分につきましては、どうもやはり昨年の秋以来いろいろ関係者の協議をいたしまして一番に困ることは、ピーク時間と申しますか、点灯時間における電灯と工場動力、その他の重なる時間が供給力が相当足りなくなるのであります。これを我々はピークと申しますが、そのピーク時間の電気の使用をお互いの話合いによつて遠慮をして頂く方途を講じたのであります。
そういうふうにしまして、供給力のあらゆる動員をして、なお足りない分につきましては、どうもやはり昨年の秋以来いろいろ関係者の協議をいたしまして一番に困ることは、ピーク時間と申しますか、点灯時間における電灯と工場動力、その他の重なる時間が供給力が相当足りなくなるのであります。これを我々はピークと申しますが、そのピーク時間の電気の使用をお互いの話合いによつて遠慮をして頂く方途を講じたのであります。
戰争前におきましては余剰が起らないように、火力発電所あるいは貯水池の建設によりまして、余剰電力を常時化するという方面に進んだのでありますが、戰争中あるいは戰後火力発電所の能力が低下いたしましたこと、それからもう一つは電力の負荷の方、つまり電力の供給の内容が工場動力から電燈の方向に相当転換いたしまして、夏と冬の差あるいは一日中でも相当差が起るというようなところから、余剰電力が起きておるのでありますから
家庭消費を節約せよという御注意は、生産面から見ればもつともでありますが、むしろ國民生活の方からいきますれば、いかに米の配給がありましても、料理ができなければ物は食えないのでありますから、家庭電熱は考え方によつては工場動力以上に必要とも考えられるのであります。