1988-10-13 第113回国会 参議院 内閣委員会 第5号
ソ連の太平洋艦隊の航空部隊の攻撃戦力(巡航ミサイルを装備した九〇機以上のバックファイア型とバッジャー型)とソ連空軍攻撃兵器装備機(AS4型とAS6型巡航ミサイル装備のバックファイア型とベアG型)とフェンサー型(この戦域におよそ二五〇機)のような戦術航空機は、この地域の米軍ならびに基地と日本、千島列島、カムチャッカ半島周辺水域の米国ならびに同盟国の船舶にとって深刻な中長距離の脅威となっている。
ソ連の太平洋艦隊の航空部隊の攻撃戦力(巡航ミサイルを装備した九〇機以上のバックファイア型とバッジャー型)とソ連空軍攻撃兵器装備機(AS4型とAS6型巡航ミサイル装備のバックファイア型とベアG型)とフェンサー型(この戦域におよそ二五〇機)のような戦術航空機は、この地域の米軍ならびに基地と日本、千島列島、カムチャッカ半島周辺水域の米国ならびに同盟国の船舶にとって深刻な中長距離の脅威となっている。
その次が誘導ミサイル装備潜水艦、巡航ミサイル装備の潜水艦、これもSSGNとSSG、原子力とディーゼルと二つある。新型と旧型、これが二十四隻。これも本来の運用は対空母、水上艦艇というのは常識です。防衛庁は、いや、それだって商船に向いてくるかもしれない、こうおっしゃりたい気持ちはよくわかる。しかし、これは言ってみればスズメを大砲で撃つようなものです。
加えて、レーガン米大統領が、有事の際、核兵器を先に使用すると核の先制使用を公言しているのに対して、中曽根首相は今国会でも、核兵器を使わないとは言っていないことが大きな抑止力などと、抑止力を口実に核の先制使用を容認し、同時に、原子力空母カール・ビンソンの日本寄港を初め、核攻撃機F16の三沢配備、日本を母港とする第七艦隊所属艦船への核巡航ミサイル装備などを肯定、日本への公然たる核兵器持ち込みや民族死滅の
アメリカはB52爆撃機への核巡航ミサイル装備を一九八二年から九〇年にかけて進めようとしておりますし、海上発射核巡航ミサイル、トマホーク、これを一九八四年に太平洋艦隊、第七艦隊へ配備しようとしております。総理は一月の訪米に当たって、これら核積載機、核積載艦船の領海、領空通過、一時寄港などによる核持ち込みも一切認めないというふうに明言し通してきますか。
したがって、いまこそ、巡航ミサイル装備の艦船はもちろん、すべての核兵器装備可能な外国の艦船、航空機に対して、非核通告をしてこない限り、その日本寄港、通過、運搬など一切許さずとの態度をはっきりとるべきではないでしょうか。(拍手) すでに、インド洋の小国セイシェル政府は、非核通告をしない外国艦船はすべて寄港させない、こういう方針をとっております。