1960-03-22 第34回国会 参議院 内閣委員会 第13号
川島証人も言われているのですよ。防衛庁は「疑惑を持たれたのでありますからして、防衛庁の影響力のない委員会を作る必要があるのでありまして」、と、こういうふうに証人として証言されているわけです。こういう事実があったことは事実ですがね。これは防衛庁内局としては愉快な気持で聞いたのですか、不愉快だったのですか、どうだったのですか。
川島証人も言われているのですよ。防衛庁は「疑惑を持たれたのでありますからして、防衛庁の影響力のない委員会を作る必要があるのでありまして」、と、こういうふうに証人として証言されているわけです。こういう事実があったことは事実ですがね。これは防衛庁内局としては愉快な気持で聞いたのですか、不愉快だったのですか、どうだったのですか。
そして今度これを見ますと、ロッキードがよろしい、グラマンはだめだったということになれば、河野一郎、川島証人が衆議院で証言したことを裏づけることになりますよ。これに対して一体防衛庁の内局はいかなる反論をしようとするのか。いかなる責任をとろうとするのか。源田報告は六日の夕刻なされて、防衛庁の内局に対して約二、三時間説明がされたということを伝えられている。承わっただけではないか。
なお河野証人も決算委員会においてそのことを望むと言つているし、決算委員会に出てこられた川島証人もそういう発言をせられた。ただしかし、きようの新聞あたりで見ますると、官房長官としてはこの新しい委員会については当分開かない、あるいは開く必要がないという意味のことが報道されているわけであります。
次に私申し上げたいのは、衆議院の九月九日の決算委員会の議事でありますが、この中で川島証人がこういう評言をしておられます。ちょっと読んでみます。「防衛庁だけで研究した結果、疑惑を持たれたのでありますからして、防衛庁の影響力のない委員会を作る必要があるのでありまして、それには防衛庁と離れて内閣に、赤城官房長官を主催にして、適当な民間の人を集めて研究してもらう、こういうことが趣意であります。
ところが、さらに調べてみますると、川島証人のハワイ行きの保証人は永田大映社長がなっております。さらにこの席で、ハワイへ行ってから家内の希望によってアメリカ本土へ行ったということを言われているが、出張するに当っては最初からアメリカ本土へ渡る意味で大蔵当局へ書類が提出されてあります。こういう点で川島証人の言われたこと自体が、全然この委員会の証言と食い違う点があるのです。
○川島証人 どういう質問ですか、もう一ぺん伺いたい。