1989-12-05 第116回国会 参議院 内閣委員会 第4号
また、都留文科大学教授の川上則道氏の共著「高齢化社会は本当に危機か」を引用して、一九八五年、日本の生産力の中心を担う二十五から六十歳代の世代は全所得を一〇〇とすると八九を稼ぎ出し、うち八を六十五歳以上の高齢者に割り振り、六四を自分で消費し、残り一七を二十四歳以下の若い世代の養育費に充てたと。
また、都留文科大学教授の川上則道氏の共著「高齢化社会は本当に危機か」を引用して、一九八五年、日本の生産力の中心を担う二十五から六十歳代の世代は全所得を一〇〇とすると八九を稼ぎ出し、うち八を六十五歳以上の高齢者に割り振り、六四を自分で消費し、残り一七を二十四歳以下の若い世代の養育費に充てたと。
出所は、川口弘、川上則道「高齢化社会は本当に危機か」という本から引用しております。これを見ていただきますと、一九八五年度に確かにお年寄りにかかる医療費は若者よりは多いですね。一番右を見ていただきますと、ゼロから十四歳までは大体四万一千円ぐらいですね。それがお年寄りの場合は四十二万一千七百円、ほぼ十倍だ。これは野呂さんの言われたことに符合しております。こういうぐあいにふえるわけです。