1997-05-09 第140回国会 衆議院 建設委員会 第12号
それが川、一体とした川なのです。 この生き物を殺してしまうということは、ダム行政に何十兆円とか何百兆円とかいうふうにかけてこれを使う、そして、そのお金でもってその何十兆倍、何百兆倍のとうとい、取り返しのつかないこの私たちの環境を買っているというか、これに損害を与えているということになるのです。 川を殺すこと、これは自然を失うことで、未来を捨て去ることではないのか。
それが川、一体とした川なのです。 この生き物を殺してしまうということは、ダム行政に何十兆円とか何百兆円とかいうふうにかけてこれを使う、そして、そのお金でもってその何十兆倍、何百兆倍のとうとい、取り返しのつかないこの私たちの環境を買っているというか、これに損害を与えているということになるのです。 川を殺すこと、これは自然を失うことで、未来を捨て去ることではないのか。
この高速道路株式会社も、初めはあの川一体を埋め立てて、大きな建物をつくつて、その中に自動車道路を通して東京駅までつなごうという案もあつたのでございます。そういうものを、すべて都市計画上の見地から研究いたしました結果、あそこへ高層な大きなビルディングをつくることは、いたずらに都市の交通をますます混雑せしめるゆえんであるから、一切あそこには高い建物はいかぬ、こういうことになりました。