2018-06-28 第196回国会 参議院 内閣委員会 第22号
委員が御指摘ありましたように、多面的機能、大変我々は重要だと思っておりまして、例えば、雨水を一時的に貯留することにより洪水発生を防止する洪水の防止機能でありますとか、地すべりや土砂崩壊などの災害を防止する土砂崩壊防止機能でありますとか、土壌の浸食、流出を防止する機能でありますとか、河川の流況を安定させる機能でありますとか、地下水の涵養とか、様々な機能があるわけであります。
委員が御指摘ありましたように、多面的機能、大変我々は重要だと思っておりまして、例えば、雨水を一時的に貯留することにより洪水発生を防止する洪水の防止機能でありますとか、地すべりや土砂崩壊などの災害を防止する土砂崩壊防止機能でありますとか、土壌の浸食、流出を防止する機能でありますとか、河川の流況を安定させる機能でありますとか、地下水の涵養とか、様々な機能があるわけであります。
それから二つ目が、土砂崩壊防止機能。地下水位を安定的に維持し、地すべりや土砂崩壊などの災害を防止する機能でございます。 三つ目が、土壌侵食、流出防止機能。これは、雨や風から土壌を守り、下流域に土壌が流出するのを防ぐ機能でございます。 四つ目が、河川流況安定機能でございます。田畑に貯留した雨水が排水路や地下を通して河川に戻ることにより、河川の水量を安定させる機能でございます。
被害の拡大の原因は、森林の山腹崩壊防止機能やあるいは保水機能が働かないほどの膨大な降雨量があったということが指摘されております。 林野庁では、この事態に対し、流木被害の実態を把握するとともに、流木や崩壊土砂の流下形態を検証し、今後の治山対策のために流木災害等に関する治山対策検討チームを立ち上げました。ここでの今の検討状況をお伺いいたします。
すなわち、二百から三百ミリの雨量のところでは森林の崩壊防止機能は顕著でございます。しかし、五百ミリを超え、土石流も含むことになりますと、この機能は維持できません。限界を超えることになります。 したがいまして、引き続き省内に流木災害等に対する治山対策検討チームを置きまして、更なる科学的な分析を今図っておるところでございます。 以上でございます。
一方で、皆様も御存じでありますが、山間地での山林は、水源涵養機能や土砂流出防止、土砂崩壊防止機能として、極めて防災や減災においては欠かせない前提のインフラでありますが、これらの造林事業などの山づくりの推進には、いまだ林業を取り巻く諸環境の現状では国の政策的誘導支援がなければ推進していけない状況でもございますので、この山環境については、さまざまな角度からその存在価値を評価していただき、森林機能の強化について
○国務大臣(鹿野道彦君) 学術会議によりまして答申されたのが、農業では、その各分野の評価額でございますけれども、洪水防止機能、土砂崩壊防止機能で年間約八兆円、森林では、表面浸食防止機能、水質浄化機能などで年間約七十兆円、水産業、漁村では、物質循環の補完機能、生態系保全機能などで年間約十一兆円と、こういう試算が出ておるところであります。
洪水防止機能が二・二兆円程度、それから河川流況安定機能ですか、これが一兆三千億円程度マイナス、前の二兆二千億円もマイナスでございますけれども、そのほかに地下水涵養機能、これが〇・五千億円程度、それから土壌浸食、まあ流出でありますけれども、これの防止機能としまして大体二千億円程度と、そのような試算の根拠で積み上げて三・七兆円程度となっておるんですが、日本学術会議の試算によりますと、そのほかにも土壌崩壊防止機能
その中身は、例えば農業でいえば洪水防止機能でありますとか、土壌侵食防止機能でありますとか、土砂崩壊防止機能でありますとか、森林でいけば二酸化炭素の吸収機能でありますとか、表面侵食防止機能でありますとか、表層崩壊防止機能、洪水緩和機能等々、やはり日本の国民が生きていくために不可欠の機能がありますし、これらはやはり我が国の天然の富及び資源の一つであると思います。
その森林の多面的機能の定量的評価では、二酸化炭素の吸収機能だけでも一兆二千三百九十一億円、国土の保全では、表面侵食防止機能が二十八兆二千五百六十五億円、表層の崩壊防止機能が八兆四千四百二十一億円、洪水緩和機能が六兆四千六百八十六億円となっており、水源の涵養面では、水資源の貯留機能が八兆七千四百七億円、水質浄化機能が十四兆六千三百六十一億円となっています。
これはまさに農家を中心とした生産者が社会全体に対する貢献ととらえるべきことだろうと思いますが、そこには洪水防止機能ですとか、水資源涵養機能、土壌侵食防止機能、土砂崩壊防止機能、保健休養・やすらぎの機能というものはそれぞれ貨幣価値に換算をされているわけでありますけれども、例えば、産卵環境提供機能というようなものやえさ供給機能といった、生物多様性保全にかかわる機能というものが、残念ながら換算、試算されていない
それから、公益的機能、水源涵養機能とか土砂崩壊防止機能とかいう機能は、これは輸出入にはなじまないものであります。また、国民の食糧を供給するというこの機能、これは、少なくともこの基礎的食糧は国内で自給をしなければならない。だから、私どもは国会で決議をし、基礎的食糧は国内で自給をします、こう言ってきたわけであります。これらの特殊性については、このガットの協議の場でも何度も主張をしてきた。
○塚本政府委員 災害に対して人工林と自然林がどちらが強いかということはよく論議されるところでございますが、これは林齢、林の年齢とかあるいはいろいろな土地条件によってまちまちであるわけですけれども、一般的には人工林の中でも細い径級のものについては自然林に比べて土壌崩壊防止機能というものが劣るというふうに言われております。
これは単に地方行政だけの責任ではありませんけれども、例えば「森と人間の物語」という小澤林野庁長官がお書きになっている本を見ましても、森林の持つ意味、役割といいますか、大きく言えば地球環境というふうなことでございますが、例えば水源酒養機能、土砂流出防止機能、土砂崩壊防止機能、保健休養機能、野生鳥獣保護機能、酸素供給大気浄化機能等々を挙げて、それを換算してみると年間総額三十二兆五千九百億円の価値のあるものを
崩壊防止機能と密接に関連する抜根抵抗力を比較した調査報告もありましたし、現時点においては針葉樹林と広葉樹林のいずれが崩壊防止の機能にすぐれているか一般的に判断することはできないと思いますが、この点についてのお答えをいただきたいと思います。
例えて申しますと、水資源の涵養機能につきましては、森林土壌の降水貯留能力というものを計算いたしまして、仮にそれだけの貯留能力をダムによって代替させたとした場合の水生産原価が幾らかということから計算をいたしておりますし、土砂の流出防止とか、崩壊防止機能につきましては、森林がありますことによって土砂の表面侵食なり崩壊が防止されるという機能を砂防堰堤に代替をさせて考えまして、その堰堤の建設費を基礎にして推計
○秋山政府委員 経済林、非経済林というような区分でありますが、これは林道を入れることによって大分変わってくるという、そういう変動因子的なものがあるわけでございまして、私どもこれまではむしろそのポテンシャリティーと申しますか、潜在生産力というふうな面から、木材生産機能あるいは水源涵養機能、土砂崩壊防止機能、それから森林レクリェーション機能というふうな、そういう潜在的な力がどうあるかというので林分を調査
一般的に森林といたしますと、土砂崩壊防止機能というものがあるわけでございます。ただ、連続の雨量二百ミリあるいは三百ミリというようなのを超してまいりますと、森林が持っておりますそのような機能の限界を超えてまいります。
このたびの集中豪雨等によりまして局地災害というものが出たわけでございまして、森林の土壌崩壊防止機能を超えました全く予見できなかったような不可抗力の点がございます。
そのあとのほうに「一部宮崎県えびの市などで数十年の樹令をもつ森林斜面の崩壊がみられたが、この種の崩壊は森林の山腹崩壊防止機能の限界を越えた豪雨と森林以外の素因が大きな要素となっている」えびのについてはこのような指摘がありますが、「豪雨と森林以外の素因」とは何だというような解明がやはり必要になってくると思うのです。
それから山林につきましては、山腹崩壊防止あるいは土砂の流出防止に非常に効果的でございまして、なお一部に、えびのなどでは数十年の樹齢の木が倒れておりますが、こういうところでは森林のいわゆる山腹崩壊防止機能を越えたものだと、こういうふうに判断されまして、むしろ、地質あるいは地形的な要因が崩壊に関与しておるものと、こういうふうに思われます。
なお、一部宮崎県えびの市などで数十年の樹令をもつ森林斜面の崩壊がみられたが、この種の崩壊は森林の山腹崩壊防止機能の限界を越えた豪雨と森林以外の素因が大きな要素となっている。」、こういうんですね。で、私どもこれ見てきたんですよ。