2015-09-14 第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第20号
島袋文子さん、七十年前、地獄のような沖縄戦を経験された。十五歳のときに火炎放射器で全身を焼かれた。大やけどを負った。人間の死体が浮いた水たまりの血の泥水をすすりながら生き長らえた人。この手紙の中で、沖縄戦で日本軍は沖縄の人間を守らなかったと書かれている。 沖縄戦での日本軍と米軍の沖縄の人々に対する行為について、総理の御見解、お聞かせください。
島袋文子さん、七十年前、地獄のような沖縄戦を経験された。十五歳のときに火炎放射器で全身を焼かれた。大やけどを負った。人間の死体が浮いた水たまりの血の泥水をすすりながら生き長らえた人。この手紙の中で、沖縄戦で日本軍は沖縄の人間を守らなかったと書かれている。 沖縄戦での日本軍と米軍の沖縄の人々に対する行為について、総理の御見解、お聞かせください。
○山本太郎君 沖縄の辺野古で毎日座込み抗議を続ける八十六歳、文子おばあ、島袋文子さんです。 今年三月、文子おばあが安倍総理宛てに手紙を書きました。沖縄県選出の糸数慶子参議院議員から内閣総務官室に託されました。総理、お読みになりましたか。
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま委員の方から島袋文子さんのお手紙を読んでいただきました。本当に七十年前の大変な御苦労を思いますときに、胸の痛む思いがいたします。 私も出身が広島ですので、七十年前、全く別の形で多くの親族、関係者が悲惨な思いをいたしました。沖縄においては地上戦が行われたわけでありますから、それ以上に大変悲惨な光景が繰り広げられたのではないかと想像をいたします。
たくさんの方が犠牲になっているわけですが、そういう沖縄戦が展開されて、その戦争を体験された方が、実は今八十五歳になる島袋文子さんというおばあちゃんがいらっしゃいますが、その方が、昨日ですが、内閣総理大臣安倍晋三殿、いわゆる安倍総理大臣宛てに手紙を出されました。私がお預かりいたしまして、内閣官房内閣総務官室の佐野美博様にお渡しをしたんですけれども、その手紙の内容をちょっと御紹介したいと思います。
これだけの島袋文子さんの思い、これは何もこの方だけが体験している沖縄戦ではなくて、そういうふうな体験をされた、例えばひめゆりの学徒、ひめゆりの先生方も資料館の前で本当に精魂込めて、御自身のお体から、本当にもう九十歳に届くような年齢ですが、力を振り絞って、二度と再び戦争がないようにということで体験を語ったりしていらっしゃいますけど、その心が本当に日本政府に届かないというのが残念でございますけれども、今