1948-02-20 第2回国会 衆議院 不当財産取引調査特別委員会 第8号
○中野(四)委員 あまり党派感情は拔いて話をした方がいいと思うのだが、これはもし臨床尋問がよろしいというならば、水あめ事件のときにおいても当然岩崎新太郎をわれわれはもつと深刻に調べなければならぬ過程のときに、なぜ代理をもつて認めたり、ないしは当時反対されたかということを私はふしぎに思う。
○中野(四)委員 あまり党派感情は拔いて話をした方がいいと思うのだが、これはもし臨床尋問がよろしいというならば、水あめ事件のときにおいても当然岩崎新太郎をわれわれはもつと深刻に調べなければならぬ過程のときに、なぜ代理をもつて認めたり、ないしは当時反対されたかということを私はふしぎに思う。
お二人が岩崎の工場に行かれたときに、岩崎新太郎の息子の岩崎新一郎という人が、現場に立會つたそうでありますが、こういうことをあなたに言つた事實があるかどうか、水あめは毎月本田署に百數十カン納めておるし、警視廳にも數百カン差上げております。なお私たちは毎月五十カンづつ隣組に配給し、日通の人夫たちにも相當あめをやらないと動かない。そんなわけで常に五、六十カンぐらいはあめを餘分に持つていないと困る。
○瀧澤證人 先ほども少しく申し上げましたが、東京都食糧課を通じ菓子の統制組合が四千五百の加工をいたしました水あめは岩崎新太郎君としては、これは摘發物資ではなく、自分のものであるということの主張をされたのであります。しかし檢察當局としては、これは一應取締りの對象になつた品物であるから、都の經濟局を通じ公明なる加工の材料にしてほしい、こういうお話でありました。
○武藤(運)委員 それでは御兩名に對する質問は打切りまして、坂本、瀧澤、兩氏に伺うのですが、昨年の十月三十一日に神田の寶亭というところで岩崎新太郎氏と會食をした事實があるかどうか、それはどういう目的であつてどういう話をしたか、どちらからそういう主催の話が出たか、金はどちらから拂つたか、行つたのはたれとたれであつたか、伺いたい。
○石田(一)委員 ただいま川端君自身の御答辯によると、この水あめ事件のときには岩崎新太郎氏と父子の關係にはなつていなかつたが、この岩崎工業はガラス張の家で營業をやつておるのである、後から行つていろいろ帳簿を調べたりして相當知つておるから證人に立つのだというお答えでありますが、委員長としてこれはよろしく御判斷願いたいと考えるのであります。
○川端證人 私はただいまの御質問につきまして申し上げたいことは、岩崎新太郎が當事者でございます。しかし病氣のために出席できません。從つて岩崎新太郎社長にこの話を聞いてまいりまして、私がこれに證言いたすのでございます。
川端氏は岩崎新太郎氏の女婿であるということで、本委員會に岩崎新太郎氏が病氣のために出られない、それで事情をよく知つておるからというので、新一郎氏と二人でいらつしやつた、こういうことになつておりますが、岩崎新太郎氏の女婿でいらつしやる川端君は、いつから岩崎新太郎氏の女婿におなりになつたか、はたしてこの水あめ事件當時からのずつと事件の責任者であり、しかもこれに關連したお方であるかどうか。
○田中證人 それは署長が直接調査にあたつたのではないのでありまして、生活係の巡査部長がいろいろ在庫數量を調べ、さらに岩崎新太郎氏についてもいろいろ事情を調べ、さらに岩崎氏から水あめを買つておる者、關係者を調べた結果そういう確信を得たものであります。
大島さんは國民生活連盟で岩崎新太郎と一緒に團體をもつておる關係上、交際があるということでありまして、別に頼んで——何か畫策をしたようなお話のように考えられますが、そういうことはわれわれは存じません。
本日はさきの決議に基きまして、世耕君が隱退藏等處理委員會の副委員長をやめた經緯についての證言を求めるために石橋湛山君、目白水あめ摘發事件に關する證書を求めるために當時の田中本田警察署長、岩崎澱粉工場主の岩崎新太郎君、情報提供者の清水清君の四名の出頭を求めたのであります。
岩崎新太郎という人は大體二十年ほど前からこの小谷野町で工場を經營しまして、水あめ製造に從事いたしておつたのであります。戰爭中は軍も注文等が非常に多くありまして、一時その月額生産能力は二萬カンくらいに達したのであります。かなり大きい水あめ工場でありまして、約七、八十名の工員を使用して盛大に操業いたしておつたのであります。
先ほど來、石田君からも、ただいま本田君からも請求のありました岩崎工場の責任者岩崎新太郎君、當時世耕君のいわゆる町の顏役と言つておられる清水清君、この二名と、中野君から御請求のありました當時の本田署長、この三名を證人として出頭してもらうことに御異議ございませんか。
○加藤委員長 それではただいま北浦君の御意見もありましたので、とりあえず岩崎工場の責任者、岩崎新太郎君と、清水清君と當時の本田警察署長と、この三名を證人として出頭してもらうことに決定いたしたいと思います。御異議ございませんか。