買取協議会の内容でございますけれども、買取協議会については議事録というものは作成しておりませんけれども、九州国立博物館から伺ったところによりますと、この麻布山水図は、明治の初めに東大寺の東南院から明治天皇に献上された正倉院中倉宝物の二点と非常によく似ており、また、中国唐時代の山水画表現を伝える奈良時代の絵画であって、それに続きます平安時代に発達します我が国の大和絵における先駆的な絵画としてもとらえることができる
高塩至
それから都市空間、都市空間と申し上げますが、地方にも空間があるわけで、日本の文化は、御指摘のように俳句とか短歌とか山水画を見ておりましても、その実像のところよりも、文字の上にあるものよりも、その文字と文字との、言葉と言葉との間にある空間が非常に大切で、そこが本質になっていると思うのでございます。
世耕政隆
○秦豊君 だんだん大平ばりのレトリックというか、ニュアンス、水墨山水画の境地になってきたんだが、あいまいもこ、そこはかとないという、それがあなたの一つのトーンですね。これに類した質問としてはこれで最後にしますが、そうしますと、大平政治というのがあるわけですよね。ぼくはぼくなりにあなたの政治を政治家の一人として見ているわけです。
秦豊
貴重な時間でありますからこの三つだけについて申しますと、雪舟筆の「天橋立図」というのは、雪舟の山水画の中では一番優秀だといわれているし、天橋立の中でも五重塔などがあって、ときに雪舟はいかにも中国の模放だと言う人もあるが、そうではないと区別する最も有力なものであるし、しかも晩年の作であるから、このような重要なものは危険を伴う海外には出すべきでない、こういうように私は考えるのであります。
高津正道
どうも切手にするには、何しろああいう小さなものでありまして、雪舟の画業の中心をなしているものは、あの雄大な山水画ということでございますから、これを切手にするのにはどうしても適当な図案が現在のところ見つからない。そこでどうもこの十一月三日の切手趣味週間の切手の題材として、雪舟の切手を取り入れるということは困難になっている。
松井一郎