1952-04-28 第13回国会 参議院 法務委員会 第33号
それでこれは特に山根眞治郎君のような新聞界の先輩が、言葉を重ねて、日本は現在戰争をしているのじやない。アメリカは冷たい戰争などをやつておるかも知れないが、日本は戰争をやつておるのではない。平和の状態である。そこにこういう法律案というものを見せられると心外な気がするというふうに言われておつたのです。
それでこれは特に山根眞治郎君のような新聞界の先輩が、言葉を重ねて、日本は現在戰争をしているのじやない。アメリカは冷たい戰争などをやつておるかも知れないが、日本は戰争をやつておるのではない。平和の状態である。そこにこういう法律案というものを見せられると心外な気がするというふうに言われておつたのです。
○参考人(山根眞治郎君) ちよつと今お聞きするのをうつかりしましたが、とにかく何ですね、この法律は刑事法なんですから刑事訴訟法によつて措置されますが、その根本になる立法の考え方というものが、実にアメリカの占領下にあつたように米軍の考えは至上命令だ、憲法以上のものだというような考えがあつたのだが、それを受継いでいるかのように見えるところがちよいちよいあるように思うのです。
羽仁 五郎君 政府委員 刑 政 長 官 清原 邦一君 事務局側 常任委員会専門 員 長谷川 宏君 常任委員会専門 員 西村 高兄君 参考人 毎日新聞論説副 委員長 池松 文雄君 読売新聞論説委 員 愛川 重義君 日本新聞協会新 聞法制研究会委 員 山根眞治郎君
○参考人(山根眞治郎君) 私も同感です。今言いましたように、全然この法律はいらないと私は考えないのです。或る程度やはりこういうものが必要だろうと思うのです。併しいろいろな範囲とか何とかいうようなものが広すぎて、これは一つ新聞ばかりじやない、あなたがたも非常にお困りだろうと思うのです。範囲を限定してもらうことということが一番大事だろうと思います。