1989-03-28 第114回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
本県の森林面積は、全国第三位ですが、現在林業は、国産材の需要停滞、過疎化による山村労働力の減少など厳しい状況にあります。これに対処して、営林局と県当局は、木材の安定供給と特用林産物の振興を図るとともに、公益的機能の維持増進、森林レクリエーションの場の提供等にも力を入れています。
本県の森林面積は、全国第三位ですが、現在林業は、国産材の需要停滞、過疎化による山村労働力の減少など厳しい状況にあります。これに対処して、営林局と県当局は、木材の安定供給と特用林産物の振興を図るとともに、公益的機能の維持増進、森林レクリエーションの場の提供等にも力を入れています。
○国務大臣(中川一郎君) 御指摘のとおり、森林組合は、森林所有者の協同組織体として経済事業を充実し、自主的な活動を行う基盤を確保することが基本的な目的でありますが、最近における山村労働力事情の変化等に伴い、さらに国土の保全、水源の涵養等の公益的機能を有する森林の適正な施業管理の担い手としての役割りを果たすことが一層強く要請されているところであり、森林組合は、今後とも組合員の共同の利益の増進を図る協同組合的性格
近時、経済社会の発展とともに、山村労働力の流出、低質材処分の困難化等、造林事業を取り巻く諸情勢がきわめて悪化いたしつつある情勢にかんがみまして、今後、森林所有者及びその協同組織による事業を助長することを基本として施策の拡充強化につとめてまいりたいと存じます。
また、林業の構造改善を進めるため、林業構造改善事業、入り会い林野整備事業等の事業を推進するとともに、国有林野の積極的な活用のための施策を講ずる一方、山村労働力の流出に対処して林業従事者の養成確保等の施策を充実することといたしております。さらに、森林の国土保全機能の確保をはかるため、保安林の整備、治山事業の拡充実施等の施策を推進することといたしております。
また、林業の構造改善を進めるために、林業構造改善事業、入り会い林野整備事業等の事業を推進するとともに、国有林野の積極的な活用のための施策を講ずる一方、山村労働力の流出に対処して、林業従事者の養成確保等の施策を充実することといたしております。さらに、森林の国土保全機能の確保をはかるため、保安林の整備、治山事業の拡充実施等の施策を推進することといたしております。
〔委員長退席、安倍委員長代理着席〕 そういう山村労働力が、特に若年労働力が残るような条件というものを、予算的措置の中でどう組んできておるかというふうな内容を説明していただかないと、私は、質問しておる内容に対する親切な長官の答弁にはならない、こういうふうに思うのです。 特に、労使関係の近代化の問題について、林野庁長官はあくまでも森林組合の施業班を育成していく、そういう立場を貫かれるのかどうか。
熊本県は県土の六四%が林野面積で、木材供給面では九州一の実績をあげていたのでありますが、林道整備の立ちおくれ、山村労働力の流出激化などの阻害要因が重なって、近年は増産を望めない状態になっており、これが対策に苦慮しているのであります。 視察地区は全くの山村でありまして、村の総面積の九割近くが林野であり、林業構造改善の指定が始まった昭和三十九年に県では小国町とともにまっ先に指定されております。
また、林業構造改善等のため、林業構造改善事業、入り会い林野整備事業等の推進をはかりますとともに、国有林野の積極的な活用のための施策を講じ、あわせて山村労働力の流出に対処して林業従事者の養成確保等の施策を充実することといたしております。さらに、近年の経済成長、災害発生の実情に対処し、森林の国土保全機能の確保をはかるため、治山事業の拡充実施等の施策を推進することといたしております。
また、林業構造改善等のため、林業構造改善事業、入会林野整備事業等の推進をはかるとともに、国有林野の積極的な活用のための施策を講じ、あわせて山村労働力の流出に対処して、林業従事者の養成、確保等の施策を充実することといたしております。 さらに、近年の経済成長、災害発生の実情に対処し、森林の国土保全機能の確保をはかるため、治山事業の拡充実施等の施策を推進することといたしております。
そうでなければ山村労働力の流出を防ぐこともできませんし、確保もできません。山に残って働こうとする人はたくさんあるわけです。今日のような都会のスモッグの中でからだをこわすよりも、美しい空気の中で緑をながめながら、きれいな清冽な水のもとで働きたいという人がいるわけです。しかし、いまのような環境の中ではどうしても残ることができない、こういう状態です。
長官は先ほど、確保できる、確保するためにいろいろな努力をするとおっしゃったが、その努力が具体的に明示をされない限り、それはいままでの答弁と同じで、山村労働力の流出はどんどんと拡大しておるじゃありませんか。この拡大はさらに私はそのスピードを増すであろうと思います。
それから従来からお話のありました山村労働力の流出に伴って経営が非常にむずかしくなっておる。労働力流出のための後継者のことについてお話がございました。
○森(義)委員 正直言って、入り会い林野の整備に伴って山村労働力がどうなるかというようなことはあまり検討しておられないのじゃないですか。いま私の質問によって答弁しておられると思うのです。その点は、私は、これからの林業施策というものが労働力にどう影響するかということを常に鋭敏にとらまえてほしいと思うのです。
○森(義)委員 確かにいま長官の御答弁は、山村労働力をどう確保していくかということについていろいろと御配慮、御苦心いただいている点はよく理解できるわけですが、この入り会い林の整備と山村労働力という問題がどういう関連性があるか、この点をお尋ねしているわけです。
それで、来年雇用することにして失業保険へころがしていくという考え方ではないのでございまして、現在の就業期間満了後そういう制度の恩典にあずかっておるということではございますけれども、ただ、そのことが、たとえば山村労働力の流動化なりその他の面でも問題があることでもございましょうし、決して失業保険をそのように当てにするために機械的の雇用を続けていくということではないわけでございます。
○森(義)委員 林野庁の長官にお伺いしますが、最近の山村労働力の他産業への流出動向ですね。実は前国会で大橋労働大臣が答弁された資料と、林野庁の出しておる資料と、若干食い速いがあるので、それを計数的にただしておきたと思います。
だから、そういうことを考えないと、三十人を二十五人に下げたとか、あるいは先生を二人配置するとか、そういうことは、山村からの労働力の流出というものは決して防げないのではないかと私は思うわけでございますが、林野庁の長官は、そういう点について、山村労働力を確保するというために、青年労働力を特に確保するためには、教育の問題が非常に重要な要素になっておるということを御配慮願って、文部省とも御相談をしていただいて
○森(義)委員 たいへん重要な山村労働力の流出の問題について、頭を悩ましておられる林野庁長官の答弁としては、きわめてありきたりの常識的な答弁であったと思うわけです。
しかし、経済成長の結果もたらされた近年における山村労働力の急速なる流出は、逆に経営の基盤を危険に瀕せしめておると思います。 また、他方では木材の流通加工業者は、戦後景気の波に乗って、その数を激増しましたわけでありますが、流通機構における抜本的な改革をなし得ませんでしたために、近年は外材輸入の圧迫のもとに、ようやくその苦悩の色を深めてきております。
先ほど申し上げましたごとく、木材需給の構造の変化、ことに山村労働力の都会への移住等を考えまして、大事な国土保全の一環をになう林業の経済発展をはかるためにやったのでございます。国土保全ということが載っていないじゃないかというお話でございますが、治山治水というものは政策の根本でございまして、私は何も、これに載せないから国土保全をおろそかにしているというのではない。