1960-05-11 第34回国会 衆議院 社会労働委員会 第35号
ところが当日いわゆる山代組を先頭といたしまする大牟田、荒尾あるいは全九州から集めたという何千名かのいわゆる町の暴力団がパレードを行なった。
ところが当日いわゆる山代組を先頭といたしまする大牟田、荒尾あるいは全九州から集めたという何千名かのいわゆる町の暴力団がパレードを行なった。
○中川政府委員 山代組、寺内組等がお話しのように、興行等の事業に従事する者が組合長その他の職にある、こういうことも承知しておりまして、それらの問題は、われわれ犯罪事件の捜査にあたりましては、刑法総則の教唆罪等につきまして精密に捜査を遂げるわけでございますが、この二十九日に起こりました殺人その他の刑事事件につきまして、会社関係者その他が共謀しておる、こういう事実の証拠はただいまのところございません。
山代組とか、寺内組というのは三井鉱山とどういう関係にありますか。問題の核心はここにある。あなた方は学校の先生方が勤評反対の闘争をやる。そうすると一網打尽に教唆扇動したと言って全く関係のないような諸君とか、中央の労働組合の幹部まで一網打尽的に家宅捜索したり、逮捕したりしましたね。一体、命を投げ出すような争議に人間が無料で来ますか。
○曽我説明員 ただ、今この事件に関係のあるものとしましては、御承知だと思いますが、山代組等の暴力団、一連の土地の多数のいわゆる暴力団でございます。これは従前から会社ないし組合との間の争議に介在をしておるというふうには見られなかったと思いますが、少なくともわれわれとしては、この二十九日の事件で、これらの暴力団の出現をいろいろ具体的に見たような次第であります。
○柏村政府委員 山代組のトラックが先頭に進んで参り、そのあとにハイヤーが十数台続いていた。これに対していかなる取り締まりをしたかということのように承ったのでありますが、大牟田市内におきましても、このトラックに乗車している者については警告を与え、車からおろさせているという事実があったようであります。また四山鉱に向かいます際におきましても、検問所においてこれに停止を命じておるわけでございます。
○柏村政府委員 別の機会におきましても、この山代組等の百名ほどの者と会社側との関係があるやに報道されている面がございますので、こういう点については詳細に目下調査中でございます。
と申しますのは、これはもっぱらこの山代組を警戒追尾するという任務を帯びておったものではなくして、山代組等が警戒を要するものであるという認識のもとに、たまたまパトロール中にこれを見つけて、そうして福岡県境からこれを追尾しておったということでございます。従ってトラックから下車させたという取り締まりを行なったものと、この小隊とは別個のものであろうと考えておるわけでございます。
二十九日刺殺事件における山代組、寺内組に対する犯罪捜査、容疑者の逮捕は、積極的に進められているようでございまするが、今日までの経過をさらに明らかに示していただきたい。同時に、二十八日朝の乱闘流血事件における加害者の捜査も積極的に進め、治安確保の万全をはかることが当局の立場でなければならぬと考えますが、あらためて法務大臣の見解を承りたいのでございます。
次の四山鉱事件についてでございますが、まず、山代組一派の動静につきましては、警察といたしましても十分注意をいたしまして、事前に警告をしたり、いろいろなことをしておったのでありますが、先方は、情報宣伝活動をするのだ、炭住街においていろいろ不当なことをやるのはけしからぬという意味において情報宣伝活動をしておるのだというようなことを言っておりましたので、これを事前に解散する等のことは、その程度ではできないのであります
二十九日の四山の事件にしましても、ああいう乱闘が起こるという事柄については必至だというふうにはもちろん見ていなかったのでありますけれども、そういう虞犯性がきわめて強いという意味合いのことは、その朝からわかっておりまして、福岡県におきましても、熊本県におきましても、それぞれ山代組一派の者に対しましては厳重な注意もやっておりますとともに、現実に南門の検問所を突破されて、正門の前で両者の乱闘になりました際
当日、大牟田の町においては、昼ごろから、山代組、寺内組などのテキ屋、暴力団が、市内の人夫、土工二百三十名をかり集め、貸し切りバス二台、ハイヤー十五台、トラック一台、計十八台に分乗して、各炭鉱住宅街やピケ隊などを脅迫して回り、午後五時ごろ、四山鉱の正門前のピケ・ラインに集結をして、短刀、ピストル、こん棒、まき割り、手おのなどを持ってピケ隊に襲いかかり、最前列にいた久保清君の胸を三カ所刺し、ついに死亡せしめるに
先ほど来警備局長が申しておりまするように、この山代組その他の、当日乱入いたしました者に対しましては、逮捕令状を求めて、ただいま逮捕、捜査中でございます。 暴力行為に対しましては、私は右であろうが左であろうが、いわゆる暴力の排除ということについては徹底的にやらなければならないという考えを持っておるものでございまして、厳重なる取り調べをしたい、かように思っております。
○江口政府委員 ただいまお話のありましたうちで、金銭がどこからどう動いているということについては存じておりませんが、最後の山代組一派が四山鉱正門前の第一組合ピケに突入したというか、そこで乱闘を起こしました際に、ただいまおっしゃるような者が武器を提供したといううわさは聞いておりますので、そのうわさの真偽については、目下荒尾署において捜査中であります。
○志賀(義)委員 では伺いますが、五十一名ほどその場で山代組並びに寺内組の者を逮捕しましたね。それは引き続き警察に留置しておいたのですか。その晩一応釈放したというようなことがありますかどうか。
パトロール隊が大牟田市内を回っておりましてあの一隊、百名ほどの一隊でございますが、山代組を初めとする一隊でありますが、これが熊本県側に入っていくのを見て、これをむしろ福岡県側のパトロール隊が追尾をしていったわけでございます。また、荒尾市に入ってからも、荒尾市の警察官におきましても、これに対して警告をいたしておるわけです。
すでに山代組等については、十数名を検挙されたということをわれわれも新聞で見ておりまするが、労働争議において暴行行為というものは許されるものかどうか、一つこれをお尋ねしたいと思うのです。
それから大体暴力団体というのはどのくらいあったのか、その団体名、並びに人数、それからその背後関係、こういうような問題について、特に山代組、寺内組、こういうような点についての調査の結果をお聞きしたい。なおつけ加えて凶器はどういうものを使っておったか。それはどういうふうに押収されたか、その処理のやり方。
○国務大臣(石原幹市郎君) 四ツ山坑におきますいわゆる山代組その他の暴行の調査につきましては、ただいま関係者の四十八名に逮捕令状を発付されまして、令状に基づいて厳重取り調べ中のようでございます。
○国務大臣(石原幹市郎君) 山代組の組織は約四十名ぐらい、寺内組は約十名ぐらい、大村組は約十名、中島一家は約三十名、木村家は三十名、浜田一家は三十名ぐらいでありまして、これらの中から若干名ずつ出ていっておったようであります。
○説明員(本田武雄君) 山代組につきましては、地元福岡県、特に大牟田市では十分に実態をつかんでおったと思いますけれども、まだ私の手元まで、その実態に関する資料は入っておりません。ただ、本庁の捜査課にあるわけでございますが、その名簿によりますというと、大体二十八名というふうな人員が載っておるようでございます。
○説明員(本田武雄君) 昨日、四山鉱で起こりました山代組等を中心とする暴力団の争議介入と、それに伴って起こりました負傷者につきまして概略御説明申し上げます。 この争議に山代組等が介入に乗り出したというような情報が昨日の十時ごろからぼつぼつ警察に入って参ったのでございます。これは福岡の警察の方に入って参ったのであります。
○小柳勇君 山代組というのはどういう組織か。それから殺人が出ておるし、重傷者が出ておるが、全部逮捕者は一人もないのか、お答え願いたいと思います。
この山代組自身に対してどういう処置をとられるかということを聞いておる。容疑者だけを引っぱっていって、そうして単なる刑事事件として取り扱っておったって、こんな問題は片づきませんよ。この問題を片づけるには、山代組という一つの団体を何とか片づけない限り片づきませんよ。
あなたの答弁の中で、説明を聞いておりますと、百名ほどのいわゆる山代組が町を歩いておったのを、三十名ほどの警官があとについて警備しておった。トラックに相当人を乗せて歩いているのに、事前にこれを防止することができなかったのですか。トラックには、いわゆる制限外乗車という許可を受けなければ人を乗せて走ることはできないはずです。もし警察が山代組の制限外乗車を認めたとするなら、これは大へんなことだと思う。
○江口政府委員 くどくなるから申し上げなかったのですが、追尾した福岡県の県警のパトカーは、山代組自身を初めから追尾するためのものではなかったようです。これはパトロールをやっておって、山代組等に対する追尾は、制服部隊一箇小隊三十五名、午後四時新旧労組員が紛争の状況にあるということに基づいて出動したところ、たまたま山代組等の隊を発見追尾したものであるという事柄であります。