2003-05-20 第156回国会 参議院 法務委員会 第13号
これは、法案推進の方である山上先生もおっしゃっています。八割は発病前から何度も事件を起こしているのに、一度精神病とされたら精神医療の側に送られてきてしまう。あるいは前田参考人も、鑑定は物すごくばらつきがあると。 それらの批判に対して、政府は、先ほどの古田氏の弁のように、現在の鑑定の在り方自体について重大な問題はない。あるいは、この制度によって起訴前鑑定はよりきちっと処理される。
これは、法案推進の方である山上先生もおっしゃっています。八割は発病前から何度も事件を起こしているのに、一度精神病とされたら精神医療の側に送られてきてしまう。あるいは前田参考人も、鑑定は物すごくばらつきがあると。 それらの批判に対して、政府は、先ほどの古田氏の弁のように、現在の鑑定の在り方自体について重大な問題はない。あるいは、この制度によって起訴前鑑定はよりきちっと処理される。
これは分かりやすいようにこの数字にしましたけれども、念のために今現実の数字を挙げますと、これも法務省の方がきちんと数字を出していただけないので、こちらで山上先生の論文から算出した数字で、大体、精神障害者の場合、前向き研究、一番しっかりした前向き研究で八%なんですね、再犯率というのが。ですから、百人に八人が起こす犯罪を仮定します。
それで、前回の国会で議論になりました山上先生の論文等も根拠になっていますが、再犯率が七%の集団に対して、カナダの最も進んだと言われるVRAGという再犯予測のやり方をそこに挿入しますと、犯罪を犯すであろうとされた人の実に八割は犯罪を犯しません。そのような再犯予測の水準なんです。こんなもので拘禁されてはたまったものではありません。精神障害者ならいいのだということには全くなりません。
○中島参考人 意見が違っているというのは全く御指摘のとおりでして、私は個人的には、例えば山上先生とは精神神経学会の法委員会等の場で議論を闘わせる機会を持ちましたし、私の、最後の方に参考文献を挙げましたけれども、「触法精神障害者の問題をいかに捉えるか」というこの論文において、山上先生のきょう御発言になった論点に関しては、すべてもう既に論理的に批判をしております。
山上先生にお伺いをいたしたいと思いますが、中島先生、伊藤先生からは、こういうことをやるということを予測をするということ自体、大変間違いが多くて、大変危険なことであるという御趣旨だったと思いますが、山上先生とはそこら辺が大分違うような気がいたしました。そういう御意見についての御見解を改めてお伺いしたいのと、先生のお説の中に、司法精神医療が日本ではおくれておるということをおっしゃっておられました。
山上先生、ちょっとお願いします。
限られた時間でございますので、何点か確認したいと思いますが、山上先生、犯罪被害者基本法のことをこの書面に書いてございますが、いわゆる「犯罪被害者の権利宣言」を基本理念として盛り込まれたということが書いてございまして、見せていただきますと七つの権利が書いてございますが、どうでしょう、この基本法は大事だと思うんですが、この基本法を制定するに当たってのいわゆる基本的な理念というんですか、七つの権利は書いてございますが
○白浜一良君 もう一点、山上先生にお伺いしたいんですが、先ほども出ていましたが、PTSDです。 今回、この法改正で、いわゆる犯罪被害者の等級が一から四までが十四に拡大されますね。このPTSDというのは、今後、社会も複雑になりますし、だんだん大事なウエートになっていくと思うんですが、先ほども客観的な評価は大変難しいとお述べになっておりましたが、そういう等級にできるような内容なんでしょうか。
きょうは、山上先生、川本先生、白井先生、そして井上さん、本当に貴重なさまざまな体験を通してのお話、また大切な部分をきちんと踏まえていただいて、参考人としておいでいただきまして、本当にありがとうございます。
○川橋幸子君 山上先生からもう加藤先生に質問が振られてしまったようでございますので、それでは私も加藤先生の方にお尋ねさせていただきたいと思います。
さらに、指定された病院、診療機関以外でこれから高度医療、先端医療を目指そうという医療機関の努力に水をさす結果になるなど、この制度の導入につきましては、よほど慎重な検討というものが必要ではないかとこう思うのでございますが、山上先生は高知県における医科大学でございますので、こういう医療機関に指定される可能性は高いと思うんですが、全般を展望されまして、この制度に対する御所見をお伺いいたします。
山上先生の方は、直接大学病院の方に携わっていらっしゃるんだとお見受けしますけれども、今のと同じ質問なんですけれども、どうなんでしょうか。