1961-05-09 第38回国会 参議院 文教委員会 第24号
荒木大臣や政務次官の知らないうちに妙な通報が出たり、これはおそらく典型的な属僚政治になっている。これを打破しない限りは、日本の文教政策というものは刷新できない。私は最初からそういう感じを持ってきたのですが、現実にぶつかってみて、大臣も次官も局長もみな浮いております。私はここでほんとうのことを言います。かようなことで一体国の政治がやっていけるかどうか。
荒木大臣や政務次官の知らないうちに妙な通報が出たり、これはおそらく典型的な属僚政治になっている。これを打破しない限りは、日本の文教政策というものは刷新できない。私は最初からそういう感じを持ってきたのですが、現実にぶつかってみて、大臣も次官も局長もみな浮いております。私はここでほんとうのことを言います。かようなことで一体国の政治がやっていけるかどうか。
これは文部省の属僚政治というものは、まことにわれわれは見るにたえない。何とかしてこの機会にこの文部省の属僚政治の壁を突き破らなければ、日本の科学技術ということはできないのです。そこで、私は、そういう報告を求めるとか何とかという形式的なものよりも、ここで勝負しようというのが私の決意であります。
その人たちは多少の教養はあるけれども、昔の日本の植民政策、総督府の下級官吏の悪いところを学んでおって、それが政権を握ったので急にいばり出して、そうして一種の属僚政治が行われておるということも批評家から聞くところでございます。
だから結局いわゆる属僚政治になって作った文章を異議なし、異議なしということで出す、こういうことになるのです。そういうものを望んでおるものではないと私は思う。どうも少し論理が合わないですよ。市町村農業委員会は行政機関であって、上にいけば農民の利益代表機関だ。その代表機関につなぐのは会長でなければならないという考え方自体が私は少しおかしいと思う。その点についてどうですか。
どうか労働大臣は属僚政治にならないように、属僚の片々たる片言を聞かないで、もっと崇高な政治的な精神をもってこれを一つ早急に解決をつけていただきたい、こうお願いする次第でございます。労働大臣の御所見を一つ承わりたい。
この大きな問題は、単にいわゆる属僚政治では今日の苦境を切り扱けては行けないということを感じますがゆえに、私はあなたがこの際——自由党の政策もあることでございましようけれも、やはりこの苦境を転換するために、あなたが先ほど来いろいろの憂ついて考えるところがあるとおつしやいましたその考えをひとつできてるだけ早く出してやつていただきたいという点に大きな期待をかけておるのでございます。
私の最も惧れておるところは、柏木君からも指摘がありましたように、こういう何と申しますか、選定は相当やつておられる方が多い、それが人物、識見か言つて非常に適当な方であるとは思いましたけれども、いわばそういう方々はともすればいわゆる属僚政治というものにわざわされて、つまり専門調査員という方はその道の玄人の人が多い。
もう一つは西洋の官廳と比べて見て日本の方はいわゆる属僚政治と言いますか、上の人が責任を持つてやらない。アメリカなんかそうでありますが、課長なら課長というものは、一つの仕事をする。その課長のところに行くと即座に話が決まる。日本では決まらん。それは責任の所在というものが非常にどつちかというと、責任逃れというような仕事をしておりまして、自分で引受けて、うんといつてやろうという人が殆どない。