1950-10-30 第8回国会 参議院 通商産業委員会 閉会後第4号
これをもつと端的に申上げまするならば公共事業費捻出のため銑鉄助成金は屑鉄対策費は惜しみなく放棄してしまつた。こういうようなことを正直に御答弁になつたのであります。又その結果鉄鋼価格のはね上りに関連いたしまして私が質問申上げましたときに、関連産業への影響は大してないということをおつじやつて補給金をとれば或る程度値段は上がるかも知れない、併しながらそう大した影響はない。
これをもつと端的に申上げまするならば公共事業費捻出のため銑鉄助成金は屑鉄対策費は惜しみなく放棄してしまつた。こういうようなことを正直に御答弁になつたのであります。又その結果鉄鋼価格のはね上りに関連いたしまして私が質問申上げましたときに、関連産業への影響は大してないということをおつじやつて補給金をとれば或る程度値段は上がるかも知れない、併しながらそう大した影響はない。
その中に重油を百万トン輸入するとか、あるい屑鉄対策として低性能の船舶の解体の払下げ価格を引下げるというような問題もあつたように記憶するのでありますが、そういう事実があるのでありまするならば、この点を伺いまするとともに、もしそういうことが政府にありといたしまして、この朝鮮事変を契機といたしまして、世界をあげて準戦時体制に入りました今日、はたしてそういうような政府のねらつておる事柄が実現できるかどうか、
屑鉄対策の強化ということも、これは何と申しましても今日鉄鋼を考えるときは第一に考えなければならんと考えます。今回の、もう皆さんのお耳に達しているかと思います低能船の解体ということも、或いはこういうものに是非結びつけて、そうして屑鉄の收得に貢献したいと考えているのであります。