1973-06-27 第71回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第20号
と申しますのは、大体日本の水産の関係者が七つの海に行かれて漁業者が非常に勇散に努力して、たいへん貴重な資源をとりますけれども、極端な場合には、尾かしらつきのタイだけを一生懸命冷凍して持って帰りまして、タイ以上にとれるアジ、サバは現場で捨ててくる。日本人は世界一りっぱな民族だと思っていた低開発国の人がそれを見て、まことに下劣な民族である……。
と申しますのは、大体日本の水産の関係者が七つの海に行かれて漁業者が非常に勇散に努力して、たいへん貴重な資源をとりますけれども、極端な場合には、尾かしらつきのタイだけを一生懸命冷凍して持って帰りまして、タイ以上にとれるアジ、サバは現場で捨ててくる。日本人は世界一りっぱな民族だと思っていた低開発国の人がそれを見て、まことに下劣な民族である……。
帰国者の方々は、直ちにバスで援護局の第四寮に入られ、援護局の心づくしのスイセン、春菊など早春のかおり高い草花の飾られ、赤々とストーブの燃えている三十畳の青畳の部屋に落ちつかれ、新しい浴場で長途のあかを落された後、赤飯に尾かしらつきの御飯で、帰国気分を満喫されたのであります。