1997-05-07 第140回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
しかし、目下国連でも少数先住民族の固有の権利を認め、人権を守り、そして民族として自立していくためには何が必要かということが議論をされている、そういう状況にございますので、さらに今後の国連での検討内容を待ってこの法律のより豊富化といいますか、より完全なものにしていくために私どもも努力してまいりたいし、政府もその立場で鋭意努力をしていただきたい、このように思うわけでございます。
しかし、目下国連でも少数先住民族の固有の権利を認め、人権を守り、そして民族として自立していくためには何が必要かということが議論をされている、そういう状況にございますので、さらに今後の国連での検討内容を待ってこの法律のより豊富化といいますか、より完全なものにしていくために私どもも努力してまいりたいし、政府もその立場で鋭意努力をしていただきたい、このように思うわけでございます。
それから、少数先住民族年の効果いかんということでございますが、これはまだいろいろな行事が終わったばかりでございますし、また各国で同じような行事があったと思います。いわば非常にカラフルないろんな文化が見せられて、一般の国民にも随分アピールしたのではないかと私は個人的には思いますが、その効果のほどにつきましては、まだもう少し時間をいただいて測定をさせていただきたいと存じます。
二つ目は、ことしは国連におけるいわゆる少数先住民族年ということで、過日も全国九カ所でマイノリティー・フェスティバルというものをやったわけです。これはもちろん自費でやったものですが、アメリカインディアンを招致し、あるいはアフリカからも招致して相当大がかりになってしまいました。その中で一定程度、満杯にさせていただきましたし、多少新聞にも取り上げていただいて、それなりの評価を得たわけです。
少数先住民族に対する人権の保障、あるいは民族の伝統文化や生活様式の保存、継承は言うまでもありません。我が国のみならず、今や国際的な課題となっております。世界的にこの先住民族問題がクローズアップされたのは、歯どめのきかない自然界に対する開発政策への警鐘といいますか、反省、見直しを求める声があったからだと思います。
私が言うのは裁判のことじゃないんですけれども、この背景にあるものがいわゆる少数先住民族と言われているその伝統、文化、遺跡もございましょう、それから儀式もございましょう。このダムのできることによってそういった聖地がなくなり、あるいは舟おろしの儀式、いろいろなところに支障を来しているということであります。
そうしたら、少数先住民族に対する権利保護というものが国連のILO総会において採択された際に、世界的な潮流として少数民族を保護とか同化でなくしてその固有の権利を回復するということが各条文に満ちあふれております。 一九九三年、再来年に国際的な少数先住民族の会議が開かれる。そういうときにこの沙流川の二風谷ダムの問題を取り上げられることも考えられる。
○猪熊重二君 この条約の内容について、時間がないから申し上げませんが、要するに、少数先住民族の権利を保護しろ、擁護しろ、こういう条約です。建設大臣も後で読んでおいてください。 時間がないから、北海道収用委員会の裁決の文章の中でこのアイヌ少数民族に対してどのような付言がなされているか、建設大臣、お読みいただきたい。
○島本委員 ただいま後藤委員のほうから高級マンションの、いわば日の当たるすばらしい環境の質問があったわけでありますが、私の場合は、いまどき一つの国の中で、少数先住民族をいまだに公式に土人として呼ばわっているような、こういうような文明国はまずないはずなのに、それが現存する。その状態打開のために、厚生大臣はじめ法務省の皆さんに、これから若干の質問を展開したい、こう思うわけでございます。